緑内障の気づきと反省
私は現在43歳ですが、30歳前後の頃に「緑内障の気がある」と眼科の先生に言われたことがありました。
当時はまだ若く、どこか他人事のように受け止め、「ふーん」と軽く流してしまっていたのを、今となっては深く反省しています。
40歳を過ぎた頃、セカンドオピニオンとして別の眼科を受診した際には、はっきりと「緑内障です」と診断されました。それをきっかけに、毎日の点眼(※ラタノプロスト)を欠かさず続けるようになりました。
緑内障のカギとなるのが「眼圧」です。これは、目の中を満たしている房水(ぼうすい)という液体の圧力のこと。眼圧が高くなると視神経が圧迫され、視野が欠けていく進行性の病気が緑内障です。
40歳以上の20人に1人が緑内障とも言われているほど、私たちに身近な目の病気。これは進行しても自覚しづらいのが怖いところで、だからこそ予防と継続的なケアが欠かせません。
走ると眼圧が下がる?
そんななか、最近読んだ健康関連の書籍に「有酸素運動と緑内障の関係」について興味深い記述がありました。著者である専門医によれば、有酸素運動には眼圧を下げる効果があるのだとか。
とくに、ランニング>ジョギング>ウォーキングの順に眼圧降下の効果が期待できるそうです。ある研究では、エアロビクスを12週間続けた結果、平均4.6mmHgも眼圧が下がったという報告も紹介されていました。
ただし、注意点もあります。運動は1回30分程度、自分の体力にあわせて無理のない範囲で行うことが推奨されています。
一方で、あまりに強度の高い運動や、逆立ちのような体勢は、逆に眼圧を上げるリスクがあるそうです。つまり、やりすぎ注意、何事もほどほどが大事ということですね。
ランナーの私たちは、自然と目のケアをしているのかも
ランニングが大好きな私にとって、これまで「心と身体のリフレッシュ」「体力維持」「ストレス解消」といった目的がメインでしたが、今回の学びを通じて「目の健康にも良い」と知ることができました。
病気があるからといって気を落とす必要はないけれど、知らないことで損をするのはもったいない。毎朝のランが、自分の目を守ることにもつながっている——そんなふうに思えると、走ることの意味がまたひとつ深まります。
緑内障とつきあいながら、無理なく、楽しく、でもきちんと運動を習慣に。これからも走ることを、自分の健康の味方にしていきたいと思います。目にも、心にも、ちょうどいいランを。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫