ランナーのまわりには非喫煙者が多い
ランナーで良かったなと、ふとした瞬間に思うことがあります。そのひとつが「自然と非喫煙者の輪に包まれている」ということ。これは私にとって、かなり大きな意味を持つのです。
ランニングやマラソンを趣味とする人たちって、そもそも健康志向が強いので、喫煙する人がほとんどいません。思い出しても…うーん、いない。
私のラン仲間も全員が非喫煙者。タイム向上、体力維持、ダイエット目的など、走る理由はさまざまですが、その目標に「タバコ」は明らかに逆行する存在です。
だからこそ、走る人たちのまわりには、自然とタバコの煙や蒸気が漂ってこない。その環境に、改めて感謝したくなるのです。
タバコ=苦手の原点
私自身、タバコがどうしても苦手です。その理由は、子ども時代の記憶にさかのぼります。
父は当時、かなりのヘビースモーカー。車に乗ればタバコの匂いが充満し、気持ち悪く頭が痛くなるほどでした。その記憶が、私の「タバコ=苦手」という感覚の原点。ありがたいことに、父は孫が生まれたのをきっかけに、きっぱりとタバコをやめました。
ですが、時代が進み、加熱式タバコに移行しても、やはりあの独特のにおいはどうしても苦手。そんな私が、自然と非喫煙者のランナーたちとつながっていくのは、ある意味でごく自然な流れだったのかもしれません。
類は友を呼ぶ。おたがいの「安心な距離感」
「ジョジョの奇妙な冒険」に登場する“スタンド使いはスタンド使いに引かれ合う”というくだりがありますが、まさにあれと似た現象かもしれません。
喫煙者は、喫煙者と引かれ合う。非喫煙者は、非喫煙者と引かれ合う。もっとシンプルに言えば「類は友を呼ぶ」ですね。
もちろん、喫煙者の方の選択も尊重します。ルールとマナーを守り、周囲に配慮しているのであれば、誰にも非難されるべきことではありません。
それにしても、たったひとつの嗜好品で付き合う仲間や生き方・時間の使い方が変わってくるって、なかなか面白いですよね。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫