残念ながら中止となった今年の「白山白川郷ウルトラマラソン」。
今回の大会中止を受けて、返金補償制度に基づきエントリー手数料の一部が返金されることになりました。
ありがたや~です。
白山白川郷ウルトラマラソン 参加料返金の案内
今回は、昨今のコロナでなく、大雨による土砂災害の復旧のめどがたたない、という理由での中止でした。
大会のキャッチフレーズにあるような「大自然への挑戦」ができず大会中止は残念なのですが、それでも運営側の誠実な対応のおかげで、手数料を差し引いてほぼ全額の参加料が戻ってくるということに感謝したいです。
戻ってくる参加料は、来年の参加料にあてるつもりでいます。
難関コース 来年こそは
私は「白山白川郷ウルトラマラソン」で過去2回100kmのコースを走ったことがあるのですが、これがなんとも走りごたえがあり、私自身一気にウルトラマラソンの魅力に取りつかれたきっかけのレースと言えます。
2019年の同大会のコースはこちら。
今回の予定されていた60kmのコースの高低差も、ご覧のとおり約1,000mというボリュームがあります。
さらに、このコースの過酷さと、暑かったり寒かったり気象条件も毎年異なりランナーを苦しめてきます。
私の参加した2018年は台風のような激しい暴風雨、2019年はリタイア続出の酷暑。
この2回のレースでウルトラマラソンの洗礼を浴びたことが、今でもずっと心に残っています。
それでも、また走りたい思いはますます募ります。
来年こそ100kmの部が復活することを願っています。
ウルトラマラソンの参加料、高いか安いか?
ところで、ウルトラマラソンの参加料についてよく言われることがあります。
今回中止になった「白山白川郷ウルトラマラソン」は60kmの部が14,000円。
6月に出走した「飛騨高山ウルトラマラソン」は100kmの部が19,500円。
今年4月にこれまた出走予定で中止となった「さくら道国際ネイチャーラン(ハーフ)」は110kmで30,000円。(例年は250kmで55,000円)
これを高いか安いか?ということですが。
私は即答で「安い!」と言えます。
ウルトラマラソンという、長時間にわたってこんなに感動的な体験ができるアクティビティの参加費が、たった数万円。
私ははっきり安いと思います。
ウルトラマラソンを走らない方にとっては「どうしてそんな高い参加料を走って過酷なコースを走るかの?」疑問に思うようです。
この質問、本当に多いのと、自分の気持ちを説明しづらいのでいつも返答に困ります。
「ドМ」やら「変態」などは、私たちウルトラランナーがよく言われる「誉め言葉」なのですが、それでもいつも言われるのは正直しんどいもの。
うーん、なんだろう。実はみなさんに胸を張って言える理由は私にはないかもしれません。
ただ、偶然にも自分がフルマラソン以上の超長距離を走れることに気づいてから、このままどこまでいけるのか試したくなった、という気持ちがあります。
せっかくこの世に生まれたのだから、限りある命を味わいつくしたい。そんなことを考えています。
自分のスキルを高めることや、見たことのない景色を見たいために使うお金は、必要経費。
だから、ウルトラマラソンにエントリーする費用がいくらとか、値段の問題ではないのです。
もしかすると、他にスポーツや趣味に打ち込んでいる方も少なからずそのような気持ちはあると思います。
それが私の場合、ウルトラマラソンだっただけで、自分の適性が他の競技や趣味であればそちらにお金や時間をかけていたのだと思います。
朝から晩まで野球やサッカーに打ち込む少年たちやその親を「ドМ」や「変態」とは言うことがないのに、大人になって好きなことをしているとそのように形容されるという、不思議な風潮。
最後は話が脱線してしまいました。すみません。
私は私で、家族に心配をかけない程度にこのウルトラマラソンという競技を楽しみたいと思います。