ランナーとしての棚卸しの時期
ずぼらランナー、今年もなんとか走っております。
でも、まがりなりにもマラソンを嗜むと公言している者として、自分の立ち位置を確認しておかねば──そう思って「2024全日本マラソンランキング」を開いてみました。
まるで昔、学校の廊下に張り出されていたテストの順位表をどきどきしながら見に行ったときのような気持ちです。
【基本ルール】
RUNNETより
・ランキング対象は18歳以上の国内居住者及び自己申請を行った国外居住の日本人
・ネットタイム計測大会はネットタイムで集計
・大会出場時の年齢でランキング
・複数大会に出場した場合は、最も良い記録で集計
※同一人物が複数回対象大会にて完走した場合は、ベストタイムのみが有効となり、それ以外の記録は削除されます。
ベストタイムを出した年齢で検索してください。
※異なる年齢で同タイムの場合は、高い年齢の記録を有効とします。
※同姓同名で同年齢または1 歳違いで同じ都道府県の場合は同一人物とみなします。
※集計は、大会事務局より提供されたデータを使用しています。
※22年4月からの成人年齢引き下げに伴い、22年度から対象年齢を18歳以上にしています。

私の適用された記録は、つくばマラソンの2時間52分18秒。
ランキングの結果はというと、同世代(40代男性)7212人中、242位。
パーセンテージで言うと、上位3.3%ほどのようです。
全国約7,000人の同級生のみんな、この一年もお疲れ様!仕事もきっと家庭もあっていろいろあるのに、こつこつ走ったんだねーって、ねぎらいたい。
私は正直……うん、もうじゅうぶんすぎるほど、満足、かな。
だって、日頃から血のにじむようなトレーニングをしているわけでもない。ほかの趣味や家族との時間とバランスを取りながら、ちびちびと(毎日)走っているだけ。それでこの順位なら、上出来じゃないかと自分を褒めたくなります。
弱気?闘争心が薄れた?ちがう、そうじゃない
ふと振り返れば、この前年はフルマラソンで“サブエガ”(2時間50分切り)を達成した自分。

にもかかわらず、今年はなぜか燃え上がるような闘争本能が湧いてこない。心の奥で、「どうしてだろう?」と問いかけてみる。
最近、こう思うんです。
人の気持ちは変わるもの。
今の自分にとって、最優先すべきは“家族との時間”なんだと。
家族と一緒にげらげら笑ってゲームして、ごはんを食べて、お風呂に入って、川の字になって眠る。そんな何気ない日常が、よりかけがえのないものになってきました。だからこそ、無理・無茶をしてまで走らない。限界まで追い込まない。
それって、なにか悪いことでしょうか?
ランニングとのちょうどいい距離感
マラソンに対する向き合い方は、人それぞれ。
なにもかも投げ打ってタイムを追求する生き方もあれば、時間をやりくりして趣味のひとつとして取り組むスタイルもある。
最近ようやく、「正しいランナー像なんてひとつじゃない」という当たり前のことが腑に落ちてきました。
だからこそ、こうして一年に一度、全日本ランキングで自分の立ち位置を確認しながら、「よし、今年も無事にここにいる」と思える。それだけで充分、幸せです。
最後に、ひとことだけ言わせてください。
マラソン、大好き。
これからも、ほどほどに。でもずっと。マラソンと末永く付き合っていきたいのです。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫