何の前ぶれもなく、その時がやってきました。
通勤ランを終えて職場に到着。いつも通り仕事着に着替えている最中、急に左肩に激痛が走りました。思わずうめき声が漏れるほど、痛い。
あれ、おかしいな?どこにもぶつけたりしていないし、無理な体勢もとっていないのに。なんの心当たりもありません。
なんだ気のせいかと思って、もう一度左腕を上げてみようとするも、またもや同じ激痛が、びきっと走る。あえなく膝から崩れ落ちました。
なんだなんだ、これはまずい。気のせいじゃない。心臓はばくばく。呼吸をととのえて、腕をそーっとあれこれ伸ばしたりひねったりしてみます。やっぱり、あいたたた。
これまで感じたことのない痛みのため、ネットで検索してみます。
するとヒットしたのは、関節を構成する骨や靭帯や腱などが老化により炎症を起こす「肩関節周囲炎」というもの。この場合は緊急性がないため整形外科で診てもらうのが良いのだといいます。
ですが、肩が上がらず力が入らない症状で他に疑いがあるのは、「脳卒中」だとか。
まさか。その三文字があまりに現実味がないので、さらに心臓がどきどきしました。
脳卒中は失語・失認の症状があるそうですが、一晩経って、今もまっすぐ歩いているし言葉もよどみなく喋っている。きっと、それはないな…と自分に言い聞かせるも、じわりと冷や汗が出てきました。
肩が上がらなくなった昨日は、日中は運よくそれほど動くこともなくデスクワークで済んだものの、帰宅ランは控え、家族に職場まで迎えに来てもらいことなきを得ました。
一日、左腕をかばいながら仕事をしている中で、今回は利き手でなくて良かったと思うと同時に、「今後もし永久に左腕が機能しなくなったら?」なんて真剣に考えていました。
満足に腕振りができなかったら、これまでみたいに長距離を走ることができないのでは?ピアノを弾くにはどうしたら良いだろう?車の運転は?仕事もできるのかな?なんの前触れもなく、そんなことを考えるきっかけが降ってきました。
幸い、この文章だって両手でタイピングしているので、今すぐ腕がどうこうということはなさそう(だと思いたい)。完全に動かせないわけじゃないのですが、妙な妄想がアタマを埋め尽くすのです。
素人が考えても仕方がないので、ひとまず今日は整形外科に行ってみたいと思います。先生にもし、しばらくランオフ(走るのを控えること)と言われればちゃんと従おう、うん、そうしよう。
これまで大きなケガや病気をしてこなかった人生なので、びびっています。ですが、ここで無理や我慢をしてもすぐに回復することはないはず。つべこべ言わず専門家に診ていただこう。
なんとか来月のウルトラマラソン二連戦まで間に合いますように…。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫
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