先日行われた「丹後100kmウルトラマラソン」。
公式HPで速報記録が公開されました。
これによると最高気温は34.2℃とありますが、体感それ以上の暑さ、きびしいレースでした。
100kmの部の完走率は48%。
昨年より上がったとはいえ、40%台は超過酷だったことの証。
参加されたみなさんにもれなく拍手を送りたいです。
ぞくぞくとリタイアするランナーさんの中、私は運よく、命からがら完走することができたのでした。
実は今回、自身の目標を達成することができたことから、ゴール後は「もうこれで丹後はおしまい!」なんて思っていたのに、不思議なものです。
数日経った今、気持ちはまた丹後に飛んでいます。
えーっ、嘘でしょ?(笑)
あんなに暑くて、しんどくて、途中で投げ出したくなった丹後ウルトラを、「また走ってみたいな」なんて考えてしまうなんて、まったく、我ながら正気の沙汰ではない!
ですが、それが今の正直な気持ち。
ダイナミックなコースだったり、温かいエイドだったり、走りごたえがあるアップダウンだったり。
振り返り思い出すだけで胸が熱くなります。
そうか、こんなきついコースを何度も何度も走るランナーさんがたくさんいることが、今回自分の足で走り切ったことで、ほんのすこし分かったような気がします。
「タイタン」さんたちは、それに魅せられているんだなぁ。
※丹後ウルトラの100kmの部を10回完走したランナーにはTI-TAN(タイタン)の称号が与えられます。
そうそう、今回の灼熱のレースでひとつ思い出しましたよ。
2019年に参加した、「第7回白山白川郷ウルトラマラソン」。
これも同じく酷暑でタフなレースでした。
この時の結果を見返します。
そうだ、この時も気温は34℃まで上がっていたんだっけ。
そうそう、あまりの暑さで特別ルールが適用されて、たしか60km地点までたどり着いたら完走扱いになった覚えがあります。
この回の100kmの部の完走率、なんと39%。
えぐい(((^-^)))
まったく日陰のない手取川の河川沿い、延々とフラットな道を、ぐっとこらえて前にすすんでいたことがフラッシュバックしました。
この時の様子は私の心の師匠・ランチューバーの山本一浩さんが記録を残してくださっています。
たいへん貴重な資料!ありがたやm(__)m
※同大会はコロナ・土砂災害の復旧を理由に本年度も開催が見送られました。
そうだ、この時も確かに暑くてしんどくて、途中でやめたかった。※結果9時間58分7秒、超ぎりぎりサブ10
でも走り終わって数年経った今思うのは、
「また走ってみたい!」
ね、変でしょ?(笑)
心からそう思えるのは、なんでだろう。
どうして、非日常的な環境に身を置いて、苦しいのに自分の限界を超えようと、何度も挑戦したくなるんだろう。
ウルトラマラソンって不思議。
その不思議を、これからも身をもって体感したいし、生涯つきとめたい。
いつか走れなくなる時が来るまで、走り続けたい。
こうやって灼熱のレースの記憶が、わたしたちを再びウルトラに駆り立てるのです。
きつければきついほど、我々ウルトラランナーは燃えてくる。
みなさん、「暑い暑い」言うて、実は暑いの好きなんでしょ~、えぐいの期待してるんでしょ~(⌒∇⌒)
なんてランナーのみなさんに聞いてみたいものです(笑)
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫
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