2022年、走れると思っていた100kmのウルトラマラソンを途中でリタイアしてしまったことが、ずっと心の中に残っています。
京都府京丹後市で行われた「第20回丹後100kmウルトラマラソン」。
事前の準備も体調も万全だったはず。
ところが、あらぬ慢心により、走れると思っていた100kmの半分を過ぎたところで、あえなく撃沈。
走行中に撮った動画はめちゃくちゃで、もう見返したくもないしデータを削除してしまおうかとも思いつつ、今の今まで外着けHDの中にちゃっかり残していました。
しばらくレースがない冬の時期、ふと何気なく見てみようと思い、ファイルを開きました。
前半、ほぼまっくら。おそらく何も撮れていません。
…今見れば、何か印象が変わるかも?
と自分に期待しつつも、それはまったく見当違いで、見ればもう、言葉が出ないほど、どれもひどい。
映像も、走るペースも、しゃべりも、なにもかもめちゃくちゃ。
アクションカメラ「GoPro」の手ぶれ補正もなんのその、画面はぶれぶれです。
それくらい自制心を失っていたのか。。。
50kmを過ぎ、映像の最後は知り切れトンボで、ぷつんと終了。
その時、完全に心が折れていました。
そしてその様子を見て、思ったのは、「なんだこいつは?」
走っているのもしゃべっているのも、間違いなく私自身のはずなのに、全然自分ではない感覚。
この情けない走りをしてたのを認めたくない気持ちとはまた違った、不思議な感情です。
すごく客観的に、「なんだこいつは?」。
もう全部めちゃくちゃやんっ!とツッコミながら映像を見終わって、湧いてくるのは、何とも言えない愛おしさでした。
自分のことなのに、「次はがんばって、小さなおじさんっ!」と応援したくなりました。
あは。自分で自分を推すって、頭がお花畑ですみません。
そしてこの気持ちのまま、久しぶりにAdobe Premiere Proを立ち上げて動画を編集してみようと、ようやく重い腰を上げたのです。
レースから5カ月目にして、ようやく。
腰、重すぎるだろ!というのは飲み込んで、いっちょやってみたいと思います。
お粗末ながら、100kmのレースの半分の距離でリタイアした記録、近々公開します。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫
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