足元に、思わぬ共通点
ある日、仕事で取引先を訪れたときのことです。担当者の方と立ち話をしていた最中、ふと足元に目がいきました。
「ん?あれ…え!?Onですか!ていうか、わたしの履いてるのとまったく同じモデル!同じ色!!」
瞬間、もうテンション爆上がり。
普段は人見知り全開のわたしですが、うれしすぎて思わず本題そっちのけで、「Onですね!?同じですね!すごい偶然ですね!!」とぐいぐい前のめりになる。
担当の女性スタッフさんは、やさしい笑顔で「履き心地いいですよね〜」とほっこり返してくれました。ありがたや…。
聞くとその方は特にランナーというわけではなく、クッション性と履き心地、そしてシンプルで洗練されたデザインが気に入って購入されたとのこと。
しかもその会社内では、最近シューズ・Onユーザーがじわじわ増えているとか。そんな話を聞いてまたうれしくなって、ちょっと長居しすぎたのでした‥。
Onで世界とつながろうとしている
わたしはというと、自他ともに認める陰キャ・コミュ障・人見知り。ランニングは好きだけど、ランニング仲間は少なく、イベントでも誰かに話しかけることなんて、ほとんどありません。
でも、Onのシューズにぴーんとくると。
「それ、Onですか?」「その色いいですね」「履き心地どうですか?」
そんな言葉をきっかけに、自然と会話が生まれることがあるのです。
もちろん全員がそうではありませんが、同じブランド・同じモデルのシューズを履いているというだけで、一気に心の距離が縮まることがあります。
だから私は、仕事でもプライベートでも、たいていOnを履いています。もしかしたら、「会話のきっかけになるかも」という淡い期待をこめて、選んでいるのかもしれません。
ちょっと打算的かもしれませんが、そういう助けを借りながら、私は私なりにこの世界とつながろうとしているのです。
しゃべりすぎ注意報
とはいえ、ひとたび「この人は安心して話せそう」と感じてしまうと、急にスイッチが入って、止まらなくなってしまうのが私の悪いくせ。前述の女性スタッフさんにも、ちょっとしゃべりすぎたかもしれません‥。
「Onがですね、ランニングでも最高で…わたしも…公私ともに…」と矢継ぎ早に語ってしまい、後からひとり反省会を開く。
でもそれでも、Onがなければ話しかけることもできなかったと思えば、許してもらえる?
たとえ誰とも会わない日だったとしても、Onを履いていることで、「私は今日もがんばれる」と思えるのです。
わたしのOnは、単なるシューズじゃない。出会いのきっかけであり、もはやお守りみたいな存在なのです。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫