あいつもこいつも悪かった、と思っていた頃
10代、20代の私は、なんでもかんでも他人のせいにしていました。まるで自分が不幸なのはすべて「他人や環境のせい」とでも言いたげに。
裕福でなかったのは家庭のせい、成績が悪いのは先生や教材のせい、仕事がうまくいかないのは職場や仕事内容のせい。好きな人に気持ちが伝わらないのも、ぜーんぶぜんぶ、相手のせい。
今思えば、本当にあきれるほどの他責思考でした。自分の思い通りにならないことにイライラしては、そのストレスを外に向けて発散しなければ気が済まなかった。
そんな未熟な時期を過ごしていたのは、私だけではないかもしれませんが、それでも私は極端な方だったと思います。
他責では成長しないと気づいた40代
そうやって他責の思考を続けていた私は、当然ながら成長も遅く、信頼できる仲間もなかなかできませんでした。
何かうまくいかないたびに後悔し、落ち込み、立ち止まり、また空回りする。その繰り返しでした。
ですが、そんな「青かった時期」があったからこそ、40代になった今、やっと気づけたのです。問題の答えは、いつも自分の中にある、と。
自分に起きたことは、自分がどう受け取るかで意味が変わる。誰かを責める時間があるなら、自分を見つめなおした方がいい。
そう思えるようになってから、気持ちが軽くなり、行動も前向きになってきました。
答えは自分の中にある
今でもたまにモヤモヤすることはあります。でも、そんな時はとりあえず外に出て走ります。考えるより、まずシューズを履く。
走っていると不思議と気持ちが整理されて、気づけば悩みはどこかへ消えている。だから、私は今日も走ります。何かを責めるより、走って、自分と向き合う方がよっぽど前向きですもんね。
これからもおそらく、何度も悩み、立ち止まることがあるでしょう。ですが、そのたびに私は「答えは自分の中にある」と信じて、こつこつ、淡々と、また走り出す。
ただそれだけのシンプルな毎日を過ごしています。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫