ふと、文学欲がわいてきた
最近、齋藤孝先生の著書『読書する人だけがたどり着ける場所』に触発され、文学への興味が急速に高まってきました。
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学生時代に名前を耳にしたものの手に取ったことのない名著が、この世には星の数ほどあります。読むべき本を前に、「これを読まずに人生を終えていいのだろうか?」と感じずにはいられなくなってきたのです。
読書は義務ではなく、もっと自由であるべきもの。限られた人生をいかに豊かにするかを考えるとき、読書はその答えの一つとなり得るのです。43歳の現在、1カ月に1冊のペースで本を読むと仮定すれば、10年で120冊、40年で約500冊。こう考えると、文学に触れる時間が希望に満ちたものに思えてきました。
『銀の匙』で感じた日本語の美しさ
齋藤先生の推薦を参考に、最初に手に取ったのは中勘助の『銀の匙』。予備知識なしで読み始めたこの作品が、まさに大当たりでした。
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美しい日本語、瑞々しい感性、そして子どもの頃の記憶を鮮明に呼び起こす描写にぎゅうと心をつかまれました。
本を閉じたときの満足感は格別で、「心地よい時間を過ごした」と心から思える読書体験でした。日本語の奥深さや文学の持つ力に触れたことで、次の本を選ぶ期待感がどんどん膨らんでいくのを感じています。
時間を贅沢に味わう:次なる一冊とその先へ
『銀の匙』を読み終えたその勢いで、今度は三島由紀夫の『金閣寺』を開いています。
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限られた時間を読書という贅沢で味わう喜びに震えながら、次はどんな発見が待っているのだろうと胸を高鳴らせています。
月に1冊というペースは無理のない設定であり、人生を豊かにするための格安の投資かもしれません。
この読書の旅がどのように展開していくのか、あまりきっちり決めた予定にはせず、気の向くままいきたいと思います。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫