命を削るランから距離を置くと決めた理由
ここ数年、私のランニングとの向き合い方は大きく変化しました。
以前は「自分はランニング向きの体質だ」と気づいた瞬間から、あれよあれよという間にエクストリームな方向へ。
真夏の炎天下を何十キロも走ったり、暴風雨の中を突っ切ったり、250kmの超長距離に挑んだりと、常識外れのランにも手を出してきました。
ですが、一度そうした過酷な経験をすると、人は大きく二つに分かれるように思います。
さらに過激な挑戦を求めるか、それとも命を優先して距離を置くか。今の私は明らかに後者といえます。
家族と健康を天秤にかけて出した答え
例えば「夢の舞台」と呼べるようなレースがあったとしても、「これなら完走できる」と確信が持てた時点で、気持ちはなんとなく冷静になります。
達成できる見込みがあるのに、さらに危険を上乗せする必要はあるのか?そう考えるようになりました。
特に、真夏の灼熱ランは命に直結するリスクがあります。体調を崩すだけでなく、熱中症や脱水で倒れれば、家族にも大きな心配をかけます。
自分の趣味のために、そこまでの危険を冒す必要はあるのか――そう自問すると、意外なほどあっさり「いや、命が惜しい」と腹に落ちるのです。
趣味はあくまで趣味。だからこそ無理はしない
ランニングは私にとって大切な趣味であることは間違いない。
ですが、あくまで「趣味」であって、そこで命を削るのは本末転倒。もちろん「これが生きがい」という人もいますし、その気持ちも理解できます。
ただ、私は正直なところ、びびりなタイプ。だからこそ、過酷さを競う方向にはもう進みません。
これからもランは続けますが、命を削るようなエクストリームなランは――たぶん、もうしません。安全と健康を第一に、それでも楽しく走れる道を選んでいきたいと思います。
ちなみに、2023年の「丹後100kmウルトラマラソン」、めちゃく暑くて過酷でした。思い出すたびに、変な汗が出る‥。きっと今年の大会も暑いのでしょうね。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫