「さくら道国際ネイチャーラン」まであと1週間となりました。
初めての「さくら道」。どきどきとわくわくとそわそわと、なんだか心が落ち着きません。
今の正直な気持ち、「楽しもう」と思いこもうとすればするほど、「こわい」と恐怖が湧いてきます。
ここではかっこつけても仕方ないので、素直な気持ちを残しておきます。
読んでどうぞ笑ってください。
「本当に250kmの道のりを走り切れるだろうか」「さくら道の名に恥じるような走りをしてしまうのではないか」
なんて、選ばれた者にあるまじき、後ろ向きなことを考えてしまっています。
ずらりと並ぶ、国内外の超長距離レースで活躍してこられた有名ランナーさんたちの名前の中に、私が混じるって、まだ現実味が湧きません。
ほんの5年前にウルトラマラソンの世界に入ったばかりの新参者が、この格式高い「さくら道」を走る権利を得るなんて、何かの間違いなのではないでしょうか?
ふだんはほぼ「ぼっちラン」なので、周りを気にすることがまったくありません。
ですが、今回はいちランナーとして、レース開催成功に貢献する立場にあります。
たった80名弱のランナーの中の一人。
それを冷静に考えると、強烈なプレッシャーで、背中がぞくっとします。
こんなマラソンのレースは、人生初です。
ふだん、なんとお気楽に走っているのか。
肩にかかる重さの違いに、今さらながら気づき、震えています。
きっと、これでひとつ誤れば、もう「さくら道」出場のチャンスは巡ってこない。
なんとなく、それもわかっています。
中学・高校といい加減に陸上をやってきて、しばらくチャラチャラ遊んで、なんとなく社会人になってマラソンを走ってきた私。
そこで偶然出会った「さくら道」というレース。
2018年のトップランナーさんのゴールシーンを目の前で見た瞬間、「これだ」と思ってから、あっという間に時間が経ちました。
この5年越しでつかんだ、千載一遇のチャンス。
もしかすると、私の人生のピークが、まさに41歳の今、なのかもしれません。
ここまではすべて、「さくら道」へのお膳立て・伏線であった、とも思えます。
なので、実は1週間後に250kmを走った後、自分がどうしたいか、具体的に考えるのをやめました。
もっと「さくら道」以上を目指すのか、さっと超長距離レースから身を引くか、それについては実際に走った後の気持ちに任せようと、思うのです。
ゴールの後に、自分にどんな感情が湧いてくるのか。
泣くのか、笑うのか。
はたまた、何も感じないのか。
ひとつだけ決めておくこととしては、スタートからゴールの間だけは、おもいっきり感情を解放する、ということ。
目にしたもの、感じたことに、素直になろう、ということ。
「さくら道」を走りたいけど走れないランナーさんも多数いる中で、幸運にも選ばれた身としては、せめてこの体験を心から味わわせてもらわねば、と思うのです。
きっと、そこでしか感じることのできない何かがあるからこそ、目標とするランナーさんが多いのでしょう。
もう。。。
つべこべ言わず、とにかく走ってみろよ、と自分に言い聞かせましょう。
へんなところで往生際が悪い私。
この道を行けば
どうなるものか
危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
踏み出せば
その一足が道となり
その一足が道となる
迷わず行けよ
行けばわかるさ
猪木さんの言葉をお借りしましたが、最後にバチーンって、ぶたれる私を付け加えておきます(笑)
「さくら道」、行けばきっとわかる!
(さくら道国際ネイチャーランまであと6日)
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