偶然タイムラインに流れてきた投稿が目に止まりました。
りっくんの父です
— りっくん (@rikkun0215) March 24, 2024
3月11日息子は息を引き取りました。何かと気忙しい日々が続き報告が遅れたことをお詫び致します。…
がんの闘病生活を送っていたものの、若くして亡くなった方のお父様のツイートでした。
そこからご本人のアカウントに飛んで見た、生前の固定ツイートがこちら。
発熱、腹痛、止まらない嘔吐…
— りっくん (@rikkun0215) December 31, 2023
"死んでしまうのか"
"いっそ死んで楽になりたい"
この2つのことが脳裏をよぎった。
ただただ必死に呼吸をするしかない。
自分の身体のことしか意識ができない。
そういう日が続いた。
【健康】とは何なのか。
一つの考えに至った。
健康とは、…
ご本人の苦しみがどんなものだったか想像も及びませんが、この胸をえぐられる一文の中で、目が覚めるような感覚がありました。
【健康】とは何なのか。
一つの考えに至った。
健康とは、 “自分の身体以外のことに意識を向けられる状態のこと” だと。 自分の身体を無意識化において 勉強したり、働いたり、本を呼んだり、映画を見たり、人とお喋りしたり、食事やお酒を楽しんだり…
自分の生活を振り返ってみてほしい。 どれだけ自分の身体以外の世界に意識を向けられているかを。 それは【健康】であり 【幸福】なことでもある。
@rikkun0215 りっくんさんのツイートより
正直、「健康とは」なんて定義、この42年間まともに考えたこともありませんでした。
ここに至るまで、死ぬほど苦しい病気を患ったことも、治らないケガをしたこともなく、のんきに生きてきたもんだと思います。
だから、この当たり前の健康状態が、あわよくば永遠に続くモノだと思っていたというか、考えもしなかったというか。
健康とは、“自分の身体以外のことに意識を向けられる状態のこと”。
あぁ、たしかにそうだ。
自分の身体のことを考えることもなく、日常生活を送っている、それこそがまさに健康なのだと。
こうやって自由に走り回れる足腰があること、目、耳、口が機能すること、回転は悪いけどアタマが動くということ。
それらを意識しないで済むということが、なんとありがたいことか。
生死の境をさまよっていた一人の人間の、究極に研ぎ澄まされた感覚からくる言葉が、じんわりと沁みました。
健康=幸福
いつかは失われていくものだけど、自ら手放すようなことはしたくない。
急になくなっても後悔はしたくない。
自分自身が、極めて奇跡的なバランスの上に成り立っている「健康状態」にあること、それをゆめゆめ忘れないようにしたいと思うのです。
故人から大切なことを学ばせていただきました。
にほんブログ村