【さくら道への道】はじめてをこころゆくまで、味わい尽くしたいから。

「さくら道ランナー」さんからは、「さくら道をなめるなよ」とお叱りを受けるかもしれません。

実はワタクシ、今回ランナーとして参加するにあたって、意識的に大会の詳しい情報を得ないようにしています。

先輩さくら道ランナーさんからは、事前にコースを試走することを薦められましたが、それをあえてしないまま本番に臨もうとしています。

なぜか?

それは、単純に、「はじめてを味わい尽くしたいから」。

これに尽きます。

もちろん、旧国鉄バスの車掌・佐藤良二さんの遺志を継ぐ基本理念は念頭におきつつ、敬意を払ってレースに参加することは約束します。

しかし、「さくら道」のコース上、どこに何があるか、どこの起伏がどうなっているのか、その他注意点がなんなのか、それらをひとつも知らずに走ろうとしているのです。

つまり、あえて詳しい情報を取りに行っていません。

こんないい加減な態度、表向きには失礼かもしれませんが、決して大会を軽く見ているわけではないのです。

もちろん、いち市民ランナーが、250kmの道のりをたやすく走れるわけがありません。

ですが、思い立って5年越し、せっかくランナーとして走れることになった今、どうせなら、250kmの道のり、頭をからっぽにして、五感を解放して、全身で感動を味わい尽くしたい、そう思うのです。

私はこれまで、100kmのウルトラマラソンは経験があります。

それですら後半に、フルマラソンでは感じることのなかった「間違いなく生きている」という実感がこみ上げてくるのですから、今回の「さくら道」、その2.5倍の距離たるや、もう想像を絶します。

果たして、ゴールする瞬間、笑顔でいられるのか、苦悶の表情なのか、生きているのか、死にかけているのか。

たとえどんな方向に転んでも、命のありがたみをかみしめている、、、はず。

大会を通して自分が感じるであろう、すべての感情に、興味があるのです。

うん、変ですね(笑)

まずは昂る気持ちを落ち着かせ、五体満足な状態で、スタート地点に立てるように。

道中、どんなことがあっても、完走できるように。

さくら道国際ネイチャーラン」まで、あと24日。

おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫

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