きちんとした文章を書くのが苦手な私なので、マラソンの完走記は、後日映像に替えさせていただくことにして。
このたびの「丹後100kmウルトラマラソン」で出会ったたくさんのランナーさんの中から、特に印象に残った方3名との小さなお話をご紹介します。
ウルトラに初挑戦のフィットネストレーナー・Mさん
網野駅付近でぶらぶらしていると、正面からにこっとお声かけくださったMさん。
どうやら私と泊まるお宿が同じだということだったので、いっしょに向かうことになりました。
とてもきさくな方で、笑顔が素敵!
お話を聞く限り私(41歳)より年上のはずが、はつらつとしてエネルギーにあふれて、魅力的だなぁと感じました。
こちらのMさん、この「丹後ウルトラ」がご自身初めてのウルトラだそうで、すべてが新鮮に映るようです。
おー、そのわくわく感!話していて私も嬉しくなってきます。
あれやこれやでお宿について、いっしょに近くのお風呂屋さんに行くことに。
そして、脱衣所でMさんがシャツを脱ぐと。。
ぬわーーーーっ、バッキバキに割れている上半身!!!ムキムキマッチョさんやん!!
か、かっこえええ。。。(((^-^)))
ご職業をお聞きすると、ジムで働くフィットネストレーナーさんとのこと。
なるほど、さぞかし身体にこだわりがあるのでしょうね。
私は自分の身体がひょろひょろなことにコンプレックスがあるので、ガチっとした身体には憧れます。
興奮気味の私(笑)
そんなMさん、お宿を出てからお会いできなかったのですが、お名前から記録を検索させていただくと(※失礼します!)、ばっちり10時間を切って「サブ10」を達成されているではないですか!!
初めてのウルトラで、サブ10!すごい!!おめでとうございます(⌒∇⌒)
この結果を受けて、Mさん、またウルトラの世界を楽しんでいただけたら嬉しいな。
またどこかでお会いできたらいいなぁ。
修行僧のようなタイタン・Mさん
あれは第10エイド「三本松交差点(47.8km)」を過ぎたあたりのこと。
それまで何名かタイタンさん(※「丹後ウルトラ」を10回完走したランナーに与えられる称号)とすれ違ってきました。
そして後ろから静かに現れた、かっこいいヒゲのタイタン・Mさん。
私は完走をあやかろうと、Mさんに手をあわせて祈念すると、苦笑いされました(((^-^)))
そして、しばらく並走して、私が一言。
「いやぁ、日をさえぎるところ、ぜんぜんないですね~(^-^;」
と、社交辞令?あまり意味のない発言?
をこぼしたところ、真顔で
「そんなのわかりきってここに来たんだろ?」(のような感じのコメント)
と、ぴしゃり!
ぅわー、ごめんなさい!変にネガティブ発言のように聞こえて、すみませんでした!
私にとってそのご返事は、50kmを過ぎて少し集中力に欠けていたタイミングで、目を覚ませてくれました。
そうだ、暑いことをわかりきって、私はここを走っている。ただそれだけなんだと。
Mさんは、まさに修行僧の風貌。
タイタンと呼ばれるには、この道がどんな状況であっても過去に10回走ってきたということ。
なんたる強靭なメンタル。。
そして私は見逃しませんでした。
次のエイドで、Mさんが、待っていてくれた地元の小さな子どもに笑顔で「大きくなったな」と声をかけていたことを!
タイタンさんにはタイタンさんにしか見えない景色があることに、心揺さぶられました。
そしてこれまたばっちりサブ10されているとは、さすがお見事です!
たいへん勉強になりましたm(__)m
キラキラ輝く若き女性ランナー・Wさん
「丹後ウルトラ」60kmあたりから始まる最大の難関、碇高原。
10km以上にもおよぶ上り坂を、延々と走ります。
上り坂が比較的得意と自負していた私も、さすがにこれはヒーコラヒーコラバヒンバヒン(茶魔語)。
絶対に歩かないぞと心に決め、心を無にして足を前に出します。
…ところが、まったくスピードが出ない。
走っているのか、歩いているのか、ぼーっとしていたら、これまた静かに後ろからスタスタ走るランナーさんの足音が。
振り返ると、若い女性ランナーさん!
その足取り、綿毛のごとし。
軽やかに坂道を駆け上がっていきます。
えーっ、ここにきて、こんなに軽やかさが出るものなの!?
衝撃で、私はぼーっとそのめちゃくちゃかっこいい後ろ姿に見とれるしかありませんでした。
ほどなくして、遠く、見えなくなりました。
うーん、すごすぎる!私もこの坂をなんとかクリアせねば!
この女性ランナーさんに触発されて、そのまま一気に碇高原管理事務所まで歩を進めたのでした。
そして、無事にゴールした後。
ゴール付近でご友人と談笑する、くだんの女性ランナーさんを発見!
これはぜひともお声かけせねば!
そうだ、ありがとうはちゃんと伝えないと!
ゴール後、汗だくのおじさんの私。キラキラ輝く、女性ランナーさんにおそるおそるお声掛けしました。
「碇高原で引っ張ってくださってありがとうございました!あなたのおかげで無事にクリアできましたm(__)m」
するとご丁寧に応えてくださって、私からきちんとお礼を伝えて、がっちり握手までしていただきました。
間近で見ると、なんて素敵な笑顔!
んんん???
あれれ???
なんだかデジャヴ。。。その姿、見覚えが。。。
記憶をたどると、そうだ!
この前の、飛騨高山ウルトラの90kmを過ぎたあたりで、私をぶち抜いた方だ!
↓こちらの動画の55分20秒あたり。
うわぁ、なんと、抜かれるの二回目でした(笑)
今回の記録を拝見させていただくと、やはり全然後半崩れていない。すごい!
いやぁ、若き女性ランナーWさん、強いしかっこいい!
きっとまだまだウルトラ人生は始まったばかり。
そしてこれからどんな景色を見ていくのだろう?
どうかケガなく、ウルトラの世界を楽しんでくださいね、とおじさんはしみじみ思うのです。
また会う日まで
今回の3名のランナーさん以外でも、並走してお声掛けくださったランナーさん、応援してくださったみなさん、出会いはたくさんありました。
みなさん、楽しい大会を本当にありがとうございましたm(__)m
またどこかで再会できたときは、「あの時の丹後、地獄だったよね(笑)」なんてお話できたら嬉しいです。
引き続きよろしくお願いいたします。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫
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