私の職場では、毎年地元の学生さんといっしょに、秋のマラソン大会に向けて練習会を開催しています。
今年も今月から始まり、さっそく若い力に刺激を受けています。
のうか不動産のマラソン部
私の勤務先の「のうか不動産」は、金沢大学を中心とした学生さん向けのアパート・マンションを管理する不動産管理会社です。
そのため、金沢市内の学生さん向けのイベントを企画することも多く、そのひとつがマラソンの練習会です。
おそらく全国を探しても不動産屋が地域の方々とマラソンの練習をする、という会社はないのではないでしょうか?
自分ではあまり気にしたことがなかったのですが、改めて考えてみると確かに珍しいかもしれません。
会社ではこの活動を広く「マラソン部」とも言っています。部員は私と数人のスタッフで、ゆるくやっている状況です。
こんなTシャツを着て走っています。
※現行のロゴではないので、英語表記が間違っています。
マラソン企画の始まり
マラソンの練習会は、もともと10年ほど前に始まった企画で、当初は会社のブランディングに力を入れる中で、いろんな企画でどんどん学生さんや地域の方と連携していこうという流れがありました。
たまたま長距離を少し走れる程度のレベルの私が、「マラソン好きです」と公言していたこともあってか、代表から企画を任されることになりました。
スタートした年は、男女学生さん数名と、地元のラーメン屋さんのマスター、会社の取引業者さん、で小さく始まりました。
毎週日曜日の朝7:30に会社に集合。そこから小一時間ほど、みんなでおしゃべりをしながら付近の浅野川沿いを走る、という内容でした。
企画の目標としては、毎年10月に行われていた「金沢百万石ロードレース」完走しようねというもの。(2019年で最後になりました。)
ところが、なかなかこれだけでは各個人のモチベーションをサポートすることが私ひとりでは難しく、途中で諦めてしまう人、ダレてしまう人、が相次いで、なんだかモヤモヤと責任を感じていました。
金沢マラソンを目指して
そして転機となったのは、2015年に初めて開催された「金沢マラソン」でした。
初年度より、北陸初の都市型マラソン大会ということで、全国的に注目を浴び、その抽選倍率の高さやレースのおもてなしのレベルの高さもあり、あっという間に人気のマラソン大会となりました。
そうこうしているうちに、会社が金沢マラソンのスポンサーとなり、出場権の企業枠を得るはこびとなりました。
そして、これまでの練習会をベースに、広報スタッフが練り直した企画が現在のマラソン練習会でした。
金沢マラソンの出場権を地域の学生さんにプレゼントしつつ練習会を開催する、という仕組みで、出場権をお譲りする代わりに、決められた回数の練習会にご参加くださいね、というものです。
3年前の「金沢マラソン2019」よりそのような仕組みにしたことで、以前よりやる気にあふれた学生さんのご参加が増えたように思います。
参加者は18歳~22歳の学生さんがメインで、その多くは長距離も未経験ということですが、今年ご参加いただいている学生さんは、特に現役陸上部の方が多いです。
は、速い。。笑
ちなみに、ここまでご参加いただいた学生さんは、ほぼ本番の42.195kmを完走できました。素晴らしい!
その練習会の内容はというと、毎回約8km程度のジョグ中心です。
浅野川河川沿いを中心に、たまに街中を走ってみたり、山手を走ってみたり、すこし変化をつけて飽きないように工夫しています。
練習会だからといって特段厳しい内容ではなく、私自身のモットーである、「無理しない、怪我しない」を学生さんにもお伝えし、マラソンを楽しんでもらえたらいいなと思っています。
なにより、毎回いっしょに走っている私自身が学生のみなさんから刺激を受け、逆に楽しませてもらっているありがたい状況です。
今年ご参加の学生のみなさんとも、ぜひ金沢マラソンを全員完走・目標達成を目指していきたいと思います。