息子くんが口ずさんだあの曲は
ある日、ふと耳に入ってきた息子くんの鼻歌。「なんだっけ? その曲…」と耳をすませていたら、あぁ、思い出しました。
WANIMAの「やってみよう」だ! 携帯会社のCM(三太郎シリーズ)で流れていた、あの元気の出る曲です。
どうやら息子くんの小学校では毎月「みんなで歌う歌」が決まっていて、7月はこの「やってみよう」が選ばれていたようです。
なるほど、それで口ずさんでいたのか。改めて聞いてみると、シンプルだけど力強くて、やさしく背中を押されるような気持ちになります。
MVでは例の三太郎たちがいきいきしていて、見ていて元気になるー!これはいい、うん、いい!
じゃあ、いっしょに「やってみよう」!
そして思わず口に出してしまいました。「これさ、パパと一緒に演奏してみない?」と。
息子くんが3年生になってから、わが家の音楽室では、夜な夜な親子セッションが恒例になっています。息子くんはドラム、パパはベース。まだまだ初心者だけど、それでも一緒に音を鳴らす時間は格別です。
この「やってみよう」は、テンポもそこそこ、コード進行もシンプル。だからこそ、初心者にぴったり。
何より、元気いっぱいのこの曲を演奏するだけで、自然と笑顔になれるのがうれしい。完成度より楽しさが大事。それが親子で音楽をする醍醐味だと思うのです。
息子くん、「いいよー」とそっけなく言ってくれました。やったー!
今この瞬間を、一緒に楽しもう
子どもと一緒に音楽を楽しめる時間は、そう長くないと感じています。やがて友だちとの時間が増え、思春期が来て、自分だけの世界が広がっていく。
それは成長の証だから、もちろん歓迎すべきこと。でも、今しかないこの瞬間を、ちゃんと味わっておきたい。
音楽には、人を前向きにさせる力があります。落ち込んだ日でも、疲れている日でも、ドラムの音やベースの振動が、じんわりと心を元気にしてくれる。
そしてなにより、息子くんと一緒に笑いながら「せーの」で始める時間は、パパにとって最高に幸せな瞬間なんです。
さぁ、今日もやってみよう。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫