今月に入ってから、毎日学ぶ習慣が戻ってきました。
調子にのって、これまで適当でいいかげんだったランニングについても改めて学んでいこうと思いました。
独学での行き詰まり
もともと10代から陸上部に所属して、ランニングは経験してきました。
中学校は100mやハードルなどの短距離、高校は5000mや駅伝などの長距離、でした。
しかし、当時はどこまで行っても適当で、ただただ監督に言われたことをなんとなくやっていた、そんなかんじだったのでまったくタイムは伸びなかったし芽が出ることもありませんでした。
そして社会人になってからもそれは変わらず。
自分の身体がなんとなく長距離を走るのに適しているのかな、くらいに思って趣味でマラソンをやってきました。
感覚で適当に走ってきたので、人からマラソンのアレコレを聞かれても、うまく答えられません。
ただ幸いなことに、ここまで大きなケガもなく、タイムはすこしずつ伸びてきました。
フルマラソンのPB(Private Best 最高記録)は2019年の金沢マラソンにて、3時間10分21秒。
ありがたいことに、ここまでは比較的順調だったのかなとも思います。
ところがそんな中、最近は見て見ぬふりをしていたことに目を向け始めました。
3時間切り、いわゆる「サブスリー」を達成したい。
サブスリーは、ランナーの上位3%とも言われる未知の世界。せっかくマラソンを長年やってきたのだから、わたしも生きている間にそっち側をのぞいてみたい。
そんな単純な動機です(笑)
タイムとしては、ベストから約10分の短縮。
ここまで着実に伸びてきたタイムも、正直ここからがしんどい。
ここまで独学でやってきましたが、そろそろ学んで行動していく時が来た、そう思いました。
サブスリーを目指す仲間たち
わたしのサブスリーのモチベーションになっているのは、所属しているマラソンチームの影響が大いにあります。
チームメンバーは40歳のわたしより年上の方が圧倒的に多く、50代以上でもサブスリーを目指す方が少なくありません。
ちなみにチームのボスはわたしより20歳年上の60歳。一番マラソン熱がすごい方です(笑)
そして、最近わたしより10歳年上、50歳のメンバーが念願のサブスリーを達成することができたことが、わたしの中でひとつまたきっかけになりました。
そのメンバー「Nさん」がFacebook上で練習記録を公開していたのですが、その走り込みの量もすごいことながら、注目したのはその学び方。
大量のランニング関連の書籍を読み漁って、インプット・アウトプットを繰り返してきたと言います。
もうそれだけやったらサブスリー絶対達成できる!と思えるような量だったので、達成された結果はとても納得できるものでした。
そして今回、わたしが改めてサブスリーを目指すと公言している中で、Nさんから書籍一式をお借りするチャンスが来たということです。
インプット開始
さっそくNさんからお借りした書籍はこちら。これはまだまだ読みこんだ本のうちの一部だそうです。
Nさんは、高橋尚子さんのコーチをしていた小出監督にかなり影響を受けたそうです。
わたしもさっそくインプット開始。手始めに読み始めたのはこちらの小出監督の書。
こちらの本では監督が「後半型の走り」の重要性を説いています。
わたし自身、前半に貯金を作って後半で切り崩す、、というようなつぶしのきかない走りをしてきたので、とても参考になりました。ぜひ次回のレースでは実践したいと思います。
ところで、この新書サイズの本が久しぶりで新鮮に感じました。
自称ミニマリストですが、紙ベースの本というのも良いものです。
電子書籍で本を読む方でしたが、最近は一周回って紙の本が愛おしくてたまりません。
それもまた学びですね。
よし、どんどんインプットして実践していこう!と、一時停滞していたやる気がわいてきました。
Nさんによると、サブスリーを達成するのにご自身の年齢を考えたら、最速で理屈を学ぶことが重要だと考え、大量の書籍でインプットしようと思ったということでした。
わたしも40歳。決して若くはないので、その思いには共感します。
また、Nさんからお借りした書籍一式は、わたしがサブスリーを達成した暁には、他のサブスリーを目指すメンバーに回してほしいということでした。
なんだか人と人のつながりを感じてしみじみします。
さらにお借りした本に加え、自分でも関連書籍を調べて購入しました。
こちらの著者の平塚氏は輝かしいマラソン経歴の持ち主で、とくに40歳以降の各年代ごとの日本記録保持者でもあるすごいお方。
かなり具体的なサブスリー達成のメソッドが満載で参考になります。独自のストレッチや補強はさっそくわたしも導入しました。
また、実際にサブスリーを目指す9名の社会人の方の練習記録がまた刺激になります。
読んでいるうちにだんだん「自分にもできそう!」と思えてきます。
そんなこんなで、子どものようですが、本での学びが楽しい。
最近身に沁みて感じています。
学んだことを実践し、成功体験を積んでいけば、よりランニング人生が楽しくなるはず。
そう信じてまたまた今日も学んで行動していきます。