来たる4月20日に開催される、「2024さくら道国際ネイチャーラン」。
本番直前、出走者に向けた最終案内が届きました。
同封資料は以下のとおり。
- 佐藤良二氏紹介文(さくら道・佐藤良二さんの年譜・くらしの作文)
- 趣旨・スケジュール
- 運営規定
- ランナー名簿
- エイド一覧
- ランナー出走時間及び通過制限時間
- 大会規則
- ランニングコースマップ
- KKRホテル名古屋案内
- 白鳥宿マップ
- 4月20日(日)の宿泊券
- 回顧録依頼
今回で最終回となる「さくら道」。
エイド一覧は直前にもかかわらず「一部調整中」となっていることから、やはりボランティアさんの不足なのか、大会の開催が厳しくなっていたことがわかります。
そして気になるのは「あのランナーさんも走るのかな?」
同封された名簿にずらりと並んだ、ちょうど100名のランナーさんたちの名前。昨年大会でご一緒させていただいた方や、その他レジェンドランナーさん、初めての方、さまざまおられます。
昨年約80名の出走にたいして、今年は若干増えて、100名。それぞれに思うところがあってこの最終回参加に名乗り出たわけです。これは貴重な機会。ぜひみなさんにお声掛けして、お話してみたいと思います。
この「さくら道」、名古屋市の名古屋城から金沢市の兼六園までの250kmを走破する恒例の250kmが短縮され、今回はスタートは同じですがゴールが110km先の、岐阜県郡上市白鳥町の郡上市役所となりました。これはその地が大会の発端となった、旧国鉄バスの車掌・佐藤良二さんの故郷であることに由来します。
本来は兼六園の側にある「佐藤桜」がゴールとなるのですが、今回はランナーたちはそこまでは行かず、郡上市でフィニッシュというわけです。
ワタクシ、ゴールである金沢市在住の身。いてもたってもおられず、大会を前にその木を訪ねてきました。
桜の満開の後の、ある雨降りの日のこと。
長い長い250kmの道のりを経て、ようやくたどり着く、兼六園につづく最後の坂道。
金沢らしい曇天に、満開の桜がしっとりと雨に濡れていました。
ゴールまでの最期の直線。例年、フィニッシュの時は桜が散っているので、この光景は珍しいかもしれません。
兼六園の「蓮池門」を過ぎたところにたたずむ、「佐藤桜」。今年も立派に咲いています。
大勢の地元民・観光客の方が訪れた兼六園においても、この存在を知る人はおそらくほとんどいません。毎度誰も来なくてすみません、ペコリとお辞儀をして佐藤さんに挨拶をしました。
佐藤さんがその生涯をかけて守り続けた桜たちは、今年も人々の目を楽しませて「また来年も見たい」と思わせてくれているはず。その気持ちは、きっと本大会自体がなくなったとしても、かかわった人たちの中でずっと残るでしょう。
42歳になった今。私も残りの人生、あと何回、こんな美しい桜が咲く春を迎えることができるだろう?そんなことを思うと、五体満足で生かされているこの身を、ありがたいと痛感します。
まずは、来たる大会本番を悔いのないよう走り切り、すべて無事に終わったよということを、またここに報告に来ようと決意を新たにしたのでした。
「2024さくら道国際ネイチャーラン」まで、あと10日。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫
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