「ちょっと一息つきたいな」
と思って、本屋さんの平積みからタイトルで選んで手に取った文庫本。
あらま偶然、医師の小林弘幸先生の書下ろしじゃないですか!
リセットの習慣
先生の著書で、以前読んだ『自立神経を整える 人生一番役に立つ「言い方」』では、心が救われました。
ほのぼの系ミニマリスト・ボーノさん(@honoboonosan)の影響で読んだ本書は、私にとっても人生の転機になった一冊。
その節はありがとうございましたm(__)m
そして今回、目に止まった「リセットの習慣」。
まさに私自身が「リセット」を欲していたのかもしれません。
毎日うまくいっていないわけではない、むしろ諸々うまくいっているし、調子も良い。
だけど、いったん立ち止まって、自分を取り囲む「流れ」を見直したい。
そんな時に、アタマの中にあった「リセット」というワードから、自然と小林先生の本を手に取ったのだと思います。
人の身体は「流れに乗る」のは得意ですが、「流れを変える」のはあまり得意ではありません。自律神経はまさにその代表格で、何かイヤな出来事があるとその瞬間から「悪い流れ」が始まり、そして続いてしまいます。
「リセットの習慣」小林弘幸 より
これまでも、自律神経を意識的にコントロールすることで、自らの行動やその結果を変えることができると説いたきた小林先生。
本書では、ここ数年コロナ禍でくすぶってきた私たちの生活を「戻す」ではなく「新たに始める」をキーワードに、具体的なリセットの仕方が網羅されています。
脈々と続く流れを断ち切るために、おおむね共通するのは、「行動することを選ぶ」ということ。
たしかに、行動するのは面倒です。つい「行動しないほう」に流されてしまうのもわかりますが、自律神経を整える上で大切なのは「自分からいい流れをつくる」こと。
「リセットの習慣」小林弘幸 より
どちらかというと、だらだら寝たり休んだりするより、逆に思い切って身体を動かしてみたほうが、結果良い流れになるのだといいます。
多少面倒臭くても、シューズを履いて外を走ってみたら、なんだ、気持ち良いじゃないか!と思うこと、ありますよね。
そんなちょっとしたリセットの具体策が盛りだくさん。
さらに本書をぱらぱら見渡してみると、「減らす、片づける、軽くなる」、いうパートが目に止まりました。
小林先生のばっさばっさ切り捨て、常に身軽であろうという姿勢は、ミニマリズムにも通じるところがあると感じます。
なるほど、だからすんなり入ってくるのか(^○^)妙に納得。
見開き2ページで完結するので、さくさく読めて、読後すっきり、活力が湧いてきます。
私にとって、本書も「自律神経を整える~」同様、手元に置いて何度でも読み返したい一冊になりました。
「ちょっとこの流れはまずかいも…」
と思ったら、ぜひ装丁のハサミを目印に、本書を手に取ってみてください。
自分の機嫌は、自分でとれる!(^○^)
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫
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