ギリシャのアテネからスパルタまでの246kmの道のりを走破する、「スパルタスロン」。
おそれ多くも、いつか私も出場したい!と思いつつ、なかなか参考になる資料がないなと思っていたところ。
ちょうど昨年の大会を実際に完走したランナーさんの、貴重な完走記がありました。
Yuko Takahashiさんのnote
完走記を書いたのは、ウルトラランナーのYuko Takahashiさん。
東京都在住/ウルトラランナー/フル3時15分25、小江戸大江戸235km29時間36分、さくら道国際ネイチャーラン250km33時間20分、川の道フットレース514km90時間25分
note プロフィールより
このように国内の超長距離レースを走破してきたすごいお方です。
スパルタスロンに興味があった私は、ネットで検索しているうちにYukoさんが書き留めたnoteの記事にたどり着きました。
↓
記事は「エントリー・準備」から始まり、「最終日」までの全9回。
偶然出会った憧れのレースの完走記、これがなんとも読み応えのある内容だったのです。
脳内ギリシャトリップ
記事では、まずは準備段階から説明していただいているのが、大会素人にはたいへんありがたいです。
エントリーしてからの航空機の手配、エントリーフィーの支払い、健康診断書やコロナ対策などなど、走るまでの大変さもわかりました。
海外に不慣れな私、果たしてYukoさんのようにスムーズにスタート地点までたどり着けるか。。
まだ全然エントリーする段階でもないのに、はや余計な心配をしてしまいます。
Yukoさんはレース中にスマホを持って走っておられなかったそうで、レースの最中の写真はありませんでした。
ところが、情景描写がとても上手なYukoさんの文章からは、不思議とギリシャの風景が目に浮かんでくるのです。
噂では聞いていた、放し飼いの犬が並走するという話。あれは本当だったんですね。。!
まったくワンちゃんの耐性がない私は、レースまでに慣れておく必要があります。
Yukoさんはその他、長い246kmの道中さまざまなトラブルに見舞われることになったのですが、ひとつずつ着実にクリアし、見事完走を果たします。
ぜひ詳細は記事を読んでいただきたいです。めちゃくちゃ面白いでので、あっという間に読み終わります。
特に最後のスパルタのレオニダス像までのくだりに興奮を覚えました。
Yukoさんご自身も、「ウルトラレースでここまで盛大に迎えられたことはなかったかも。」とおっしゃっています。
私も現地の方に「ブラボー!」と声をかけられたいなぁ。
うーん、想像しただけでぐすんとなります。
レース後の記事で、ぱっと写真がアップされているのを見て、私もなんだかほっとしました。(何様?)
きっと実際の完走後の安堵感は、半端じゃないんでしょうね。。
文章を追いかけていると、あっという間に心はギリシャにトリップしてしまいました。
自分の残した記録はどこかの誰かにつながる
こうして私は、憧れのレースの完走記を読んで、自分のモチベーションが上がるのを感じました。
そして同時に、もう一つ湧いた感情があります。
それは、「自分の残した記録はどこかの誰かにつながる」ということ。
今回のYukoさんの完走記は、ご本人の備忘録か、特定の方に向けた内容かはわかりません。
しかし、このネット上で誰の目にでも止まるようになっていたことで、偶然、そのレースに憧れている私が目にすることになりました。
そして記事を読んだ私は、レースの準備の参考にさせてもらったのです。
Yukoさんが残してくださった感想記でここに一人、やる気に火が付いた人がいるのです。
そんなこと、ご本人は知る由もないのですが。
ネット上にある情報はなんでもそうだと思うのですが、不特定多数の誰かの有益な情報になりうる、ということ。
だから、もしかすると私がふだん何気なく書いている内容も、どこかの誰かにとっては琴線に触れることもあるかもしれません。
そうか。だったら、私ももうすこし真面目に丁寧に書こうかな!と、気持ちも新たになります。
最期に話は脱線してしまいましたが、今後「スパルタスロンを走ってみたい」、と思っている方におすすめの記事をご紹介しました。
って、待てよ。
そんな人、はたして日本でどれくらいいるんだろう??
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫
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