【2022さくら道国際ネイチャーラン(ハーフ)】 選考結果や、いかに!?

一通の封筒が自宅に届きました。

見覚えのある封筒の色!

2022さくら道国際ネイチャーラン(ハーフ)」のお知らせです。

私の目指す夢の舞台、その選考結果やいかに?

心して封を開けます。

どきどき。

目次

さくら道国際ネイチャーラン

「さくら道国際ネイチャーラン」 は、全国の超長距離ランナーの間ではその歴史や過酷さ、大会趣旨も含めて知る人ぞ知るウルトラマラソンの大会です。

桜が咲く4月中旬、名古屋市の名古屋城から、金沢市の兼六園までの道のり、なんと250kmを制限時間35時間(次回は変更の可能性あり)で走破するという、国内超長距離レースの最高峰ともいえる大会です。

大会の歴史は長く、第1回大会は1994年に行われ、当時は参加者22名に対して完走者13人ということでした。

近年では海外ランナーも含めて140名程度が参加しています。

ここが狭き門なのです。。。

エントリーには、直近のウルトラマラソンの実績とあわせて、大会趣旨について熱い思いのこもった作文でアピールする必要があります。

太平洋と日本海を桜でつなぐ

この大会には、普通のマラソン大会にはない思いがこもっています。

かつて、太平洋と日本海を桜の木でつなごうと志した、佐藤良二さんという国鉄のバスの運転手さんが物語の発端です。

佐藤さんは世の中を少しでも明るくしたいという一心で、自身の仕事の合間にこつこつと沿道に桜の植樹をしていました。

そこには利益もなく、ただひたすらボランティア精神だけがあったのです。

ところが、志道半ば、病に倒れ若くして亡くなりました。

本大会は、「太平洋と日本海を桜でつなぐ」という佐藤さんの清貧の遺志を絶やさぬよう、彼が桜の木でつなごうとした道をマラソンで後世につなごう、というものです。

この大会の趣旨に賛同した多くのランナーさんやボランティアスタッフの方々にとって、毎年開催される大会は、とても大事なイベントなのです。

夢の舞台を目指して

私はそんな大会の存在を2018年にとあるきっかけで知り、恐れ多くも自分の目標としてきました。

そして2020年に開催されるはずだった同大会にエントリー。

結果、運よく選考通過の通知が届きました。

当時、ようやくウルトラマラソンでサブテン(10時間以内の完走)ができるようになり、気力も体力も充実して、「さぁ夢の舞台へ!」というところでした。

しかし、その後間もなく世界中でコロナウィルスがまん延し、他のマラソン大会同様、大会は中止されることになりました。

そしてコロナはすぐには収まらず、2021年の大会も同じく見送られました。

大会関係者の方、ランナーのみなさん、ボランティアスタッフの方も含めて、もやもやした期間は相当長かったと思います。

そんなこんなで、今回「2022さくら道国際ネイチャーラン(ハーフ)」開催のアナウンスが公式で発表されたのが、2021年12月初旬。

例年より遅い発表は、運営側の方々の苦渋の決断が伝わってきます。

マラソン大会界隈では、2021年10月27日の金沢マラソンが開催されたことを皮切りに、それ以降の大会のエントリーの発表が相次いだ感覚があります。

しかし、国際大会はなかなか簡単にはいかないようでした。

海外ランナーの対応をどうするかが問題だったと思いますが、結果、今回は海外ランナーは参加できず、人数は50名にしぼり、コースも通常の250kmから「ハーフ」として、名古屋市から岐阜県郡上市までの110km、という内容になりました。

距離が短縮されることについては、残念ですが仕方がありません。

この判断も含め、大会が開催されることに敬意を表して、心をこめてエントリーの手続きをしました。

選考結果

封筒の中には選考結果が入っていました。

参加決定についてのご案内

結果、無事に選考通過、とのことでした。。。!

とりあえずはほっとしましたが、まだ安心はできません。

大会開催可否判断時期は

  1. 大会開催の2か月前となる令和4年2月15日(火)
  2. 上記期日以降においても、新型コロナウィルスの感染状況を注視しながら、適時適切に判断する。

とあります。

ですので、比較的早い時期に厳しく判断される可能性もあります。

しかし、選考を通していただいた身としては、結果を真摯に受け止めるしかありません。

まずは、大会当日に向けて、いつでも走れるカラダをつくっておくことが、私たちのできることかと思います。

取り急ぎ、夢の舞台に上がるチャンスをほんのすこしですが掴めたというご報告でした。

さくら道、何のために走るのか?

普通の会社員、普通のランナーが思い立って、日本の超長距離レースの最高峰に挑んでいます。

5年前の私では想像もできなかったことです。

もともとは、250kmを制覇したところで何が見えるか?

ただその興味だけでやってきましたが、取り組んで4年。

子どもが大きくなるにつれ、今はすこし考え方が変わりました。

はるか先に見えた目標も、こつこつ積みかさねていけば必ず達成できると、そんな姿が誰かのモチベーションになったらいいな、願わくば、息子に届けばいいな、そう思っています。

いつか大人になったときに、パパが取り組んでいたことを知って、

「うちのパパやべー!」

くらいにびっくりしてくれたら、嬉しいですね。

生きている間に彼の中に何かを残したい。

それが私の生きるモチベーション、大会に掛ける思いのひとつ、そう思います。

まずは大会開催の可否判断、というところですが、状況は追ってご報告いたします。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫

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