つくばマラソンレース当日、午前3:00起床。
興奮で夜中に何度も目が覚めました。
眠れたような、眠れていないような、まだ夢の中のような?
マラソン当日、よくある脳内になってきました。
ぱっとベッドを降りて、まずは熱いシャワーを浴びます。
いつもより少し熱めに調節。
毛細血管が開く~血が巡る~。
かのウルトラランナー・岩本能史さんも著書の中でレース前の熱いシャワーの効果について言及していましたね。
後から考えると、今回はちょっと早すぎる時間帯のシャワーでした。
朝ごはんはコンビニで買ったこちら。
- 鮭ときのこの和風パスタ
- おにぎり2個
5:00前には食べ終えました。
ちょっと足りなかったかな…?
心もとなかったので、ペットボトルの水に20gのパラチノース®を溶かしてちびちび飲むことにしました。
これは会場に着いて、レース直前まで飲みました。
あの超長距離ランナーさんの影響で昨年から日常的に飲むようになったパラチノース®。
甘すぎず飲みやすい糖質で、おだやかに体内に吸収されるのが私にも合っているように感じます。
この日の勝負服はこんなかんじでした。↓
擦れ対策として胸にバンソウコウを貼って、身体中ワセリンを塗りたくって着替えをします。
この時、前日コンビニで目に止まった貼るカイロを腰に貼りました。
この日はかなり冷えると聞いていたので、何か足しになるのかなと思ったのです。
ふだんはそんなことしないのですが、きまぐれで試してみました。
そして忘れ物のないように準備をして、5:45ホテルをチェックアウト。
外を出ると、ひんやりした空気。
この日は最低気温5℃、最高8℃に満たない冷え込みだったようです。
雪国育ちの私、この後関東の冷え込みに恐怖することになります…。
さて、てくてく歩いてJR土浦駅。
シャトルバスの乗り場に向かいます。
ここかな?
西口のバスターミナルでしばらく待ってみましたが、バスはくる気配がなく。
近くにいた方に聞いたら、「イベントの時の臨時便は反対側のバスターミナルですよ」とアドバイスをいただき、東口へ。
おー、確かにいた!
ありがとうございましたm(__)m
乗車前に現金で620円をお支払いします。
6:00に出るバスにはすでに先にランナーさんが多数乗っておられました。
待ち時間はゼロ。席が空いていてラッキーでした。
バスが出発すると、ゆらりゆられて40分を覚悟していましたが、実際会場までは約20分しかかかりませんでした。
帰りも待ち時間ゼロだったので、今回土浦駅からのシャトルバスを選んでよかったです!
というわけで、思ったよりかなり早く会場に来てしまいました。
見渡してみると、コインロッカーがでーんと並んでいます。
へぇ~無料で使えるんだ!ありがたい。
でも、こんな銭湯にあるようなロッカー、雨ざらしなの?雨水が中にしみないの?本体が濡れて錆びないの?
余計なお世話でしょうか。
そしてランナーのオアシス、仮設トイレがずらり。
これから多くのランナーさんが出たり入ったりするんだなぁ…と、また余計なことに想いをはせます。
並んだ仮設トイレを見るだけで、いよいよマラソンが始まる!!と興奮する私は変でしょうか?(笑)
その背面には出店ブースがずらり、準備中。
ホルモン、お好み焼き、オムそば、焼きそば、豚汁…。
この時点ですでに食べたい。
走り終わったら、どれか食べることを楽しみに、ここに戻ってこよう!
時間もあるので、そのままぶらぶら散策します。
お、トラックには目指すべきゴールが見えました。
予習したYouTubeの動画では何度も見たゴール。
自分がここに戻ってくる時はどんな身体の調子なんだろう?
ドキドキします。
この柵の中の更衣室、荷物預けの場所には午前7:00にならないと入れませんでした。
ふと気さくに声をかけてくださった、虹色のキャップのランナーさん。
「今日はユーチューバーがたくさん来るみたいですよ、ここにいたら見れるかも?」
へぇー、そうなんですね。
あまりユーチューバーさんに詳しくない私。おそらくお見かけしたかもしれませんが、最後まで気づきませんでした。
時間までしばらくこのあたりで待機。
じっとしていると、冷える~。
7:00になると、ぞろぞろとランナーさんたちが更衣室(テント)に移動します。
私も荷物をいったんおいて、最後の準備をします。
用意した豆大福を時間をおきながら、2個食べました。
相変わらずパラチノース®もちびちび飲む。
周りを見渡すと、ガチランナーさんでひしめきあっていました。
わわわっ。
みなさんタンクトップで、ハーフタイツで、腕にはアームカバーをつけて、もう見るからに速そう!!
これまで経験したことのない、ガチフルマラソン大会、びりびりと震えます。
小さくなった私は、せっせと身体をほぐして、ダメ押しのワセリンを塗り、準備完了。
更衣室の外に出ると…。
小雨!!??
っていうか、めちゃくちゃ寒い!!!
熱を持ったランナーさんたちが大勢いた更衣室の中にしばらくいたせいか、外にでると寒さがこたえます。
さらに霧のような雨。
しまった。
完全に関東の冷え込みを軽視していました。
一桁の気温、数字で見るより、何倍も寒い!!!
雪国育ちの私、この時点で完敗。
上半身が痙攣し、必死に抑えようにも、ブルブル震えが止まりません。
私の震え具合は、何かの発作のように見えたかもしれません。
あー、これはやばいやつだ。
寒すぎて、意識が飛びそう。
だけど周りのみなさん、平気な顔しておられる!すごい!
みなさんつけているアームカバー、あったほうがよかったのかな?
ランシャツの中にインナーを着ればよかったかな?
100均のカッパを用意すればよかったかな?
腰に貼ったカイロの存在などすっかり忘れるくらい、寒さに打ちひしがれていました。
防寒対策であれこれ後悔の念が湧いてきたものの、時すでに遅し。
時刻は8:15を周り、最後のトイレを済ませ、スタートブロックに並びます。
今回はCブロックからのスタート。
せめてブロックの最前列に並びます。
雨粒も気持ち、大きくなってきたような?
「走り出せば、なんとかなる」
もう最後は開き直って、自分を信じました。
ここまで毎日こつこつ走ってきたけど、目の前にはもうあと42.195kmしかないし。
このレースが終わったら、次は4月まで本番はないし。
だったらこの3時間ほどで全部絞り出そう。
後悔しないように、攻めて全力で走ろう。
呼吸をととのえて、号砲を待ちます。
いつも押し忘れるSUUNTO(GPS時計)のボタンを押して、スタンバイ。
カウントダウン…ゼロ
ええい、ままよ!
行ってきます!
(つづく)
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