今年4月、4年ぶりに開催された「2023さくら道国際ネイチャーラン」。
その回顧録が公式HPにアップされ、あの日の感動に再びつつまれています。
「さくら道国際ネイチャーラン」は、愛知県名古屋市・名古屋城から石川県金沢市兼六園までの250kmの道のりを36時間以内に走破するという、私の夢の舞台の超長距離レースです。
私の記録は、35時間43分で完走。45名の完走者のうち、41位でした。(出走者76名)
この「さくら道」、一般的なマラソン大会とは一味違うのが、参加ランナーに後日提出を求められる「回顧録」の存在。
要するに、マラソンの感想文ではあるのですが、これが同じ時間を過ごした者同士の記録、読んでいて心を揺さぶります。
あぁ、このランナーさん、こんな想いで走っていたのか!
こういうことで断念したのか!
上位で完走したランナーさん、私のように制限時間ぎりぎりでゴールしたランナーさん、惜しくもリタイアしたランナーさん、それぞれの想いが詰まっています。
書式はフリー。さくっと潔く書き上げた方もいれば、手書きでじっくり書き連ねる方もいます。
そんなランナーさんたちに共通するのは、この「さくら道」という大会に対する感謝の気持ち。
コロナ禍を経て、4年ぶり、満を持して開催された今大会。
それを支える運営スタッフ・ボランティアのみなさん・地元の方々、さまざまなご協力がなければ、私たちランナー約80名は感動の道のりを走ることはかないませんでした。
こんなに「いちマラソン大会」に賭ける想いが、熱いことってありますか?
少なくとも、私は他に知りません。
参加ランナーさんは、みなさん国内外の超長距離レースを走破してこられた、レジェンドランナーさんたち。
100km、200kmのウルトラマラソンを多数経験してこないと、出場の選考に通りません。
そんな方々が、謙虚に感謝の言葉を述べたり、素直に自らの負けを認めたりするという。
回顧録を読んで、思わず胸が熱くなります。
私、ずうずうしくも、自分の回顧録に書いたとおり、さくら道はまだ終わっていない、と思っています。
今年の初出場、終盤の走りには、とうてい納得できることもなく。
また再び夢の舞台に立ちたい、立たせてもらいたいと思うのです。
みんなでこの素晴らしい「さくら道」の伝統を守らないと、次世代につないでいかないと。
もしかしたら、私の残したこんな映像が、次のどこかの誰かにつながっていくかもしれません。
周りを見渡すと、めちゃくちゃすごいランナーさんたち。
250km走った翌日、朝ランに出かけるという方もいれば、翌週に500kmのレースに出場するという方もいました(笑)
ですが、みなさんとってもきさくで、初出場の私のことも温かく迎えてくださいました。
やっぱり来年もみなさんに会いたいな。
また夢の舞台で、いっしょに笑いたいな。
そのためにも、ランナーさん・ボランティアさん、運営のみなさん、来たるその時まで、どうかご無事でお過ごしくださいませ。
私も一生懸命精進します!
またみなさんそろって、次の春に会いましょう(^○^)
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫
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