小松市で行われた「こまつマラソン勧進帳」10kmの部を走ってきました。
県内の大会ですが、職場の企画の一貫で、このたび初めて走る機会を得ました。
義経アリーナで受付
こちら、小松市末広町の「義経アリーナ」こと末広体育館で受付を済ませます。
向かいには「弁慶スタジアム」という施設もあり、小松市の「安宅の関の勧進帳」由来のネーミングとなっています。
すでにたくさんのランナーさんが集まっていました。前日受付もしていたようです。
今回の「2022こまつマラソン勧進帳」は、去年・一昨年とコロナ禍によるオンラインマラソンでの実施を経て、3年ぶりのリアル大会の開催となりました。
種目は以下のとおりです。
- 3km (中学生)
- 2km (小学生)
- 2km (親子ペア)
- 10km (高校・一般)
- 5km (高校・一般)
老若男女楽しめるマラソン大会として地域の方から愛されている大会です。
思えば、このようなローカルマラソン大会、久しく出場していないなぁと逆に新鮮でした。
最高のコンディション
当日の天気は一日雨の予報。雨に打たれて走ることは覚悟していました。
ところが、私のエントリーした10km (高校・一般)のスタート時間の10:00、運よく雨も上がり日も出ていないし風もそれほどない、最高のコンディションになりました。
チャンス。
落ち着いて走れば、15年前、25歳の頃の10km42分はクリアできるかもしれない。そう思いました。
今回は職場の企画で、現役大学生のみなさんもいっしょに走ることになっていました。若い方の力にあやかって、思い切って走ってみました。
実は、今月末の金沢マラソンのため、ケガをしないよう抑えて走ろうと思っていたのですが、いざスタート地点に立つと、やはりたぎるものがあり(笑)つっぱしってしまいました。
10kmのコースは、ほぼ高低差のないフラットな道。ふだん坂道ばかり走っている私からすると、とても新鮮で身体が軽く感じました。
スタート直後、頭をよぎったのは「身の丈にあった走りをする」ということ。
これは先月の「丹後100kmウルトラマラソン」でさんざん後悔したことです。ぜったいに無理して前のランナーさんについていかないこと。自分のペースで行くこと。マラソンの基本中の基本の戦略です。
私の場合、10kmの練習をほぼしていなかったのですが、はじめの2km程度で1km3分40秒程度で行けそうと感じたので、もうすこし余裕をもって3分55秒を基準に1kmずつ積んでいくことにしました。
直角に曲がる角はあるものの、ほとんどまっすぐの開けた道はとても走りやすく、あっという間にゴール、という印象でした。
結果
中盤にぶれはありましたが、結果的にアベレージ3分45秒で走れました。これは個人的に思ったより良いタイムでした。
私が最後に走った10kmのレースは25歳の頃。その年、2回走っていずれも42分台でした。
ところが今回37分台でゴールできたので、15年前の自分には大幅に勝てたということになります。
これは純粋に嬉しいです。40歳の私にも、まだ伸びしろがあるということ。
諦めない先に見える景色
走っている途中で頭をよぎったのは、息子くんのことです。
息子くんと毎晩必ず「プランク」のトレーニングをしています。
これが日に日に設定がきつくなっていくのですが、毎日二人でくいしばって最後まであきらめずにこらえます。
「諦めない先に見える景色を、息子くんにも見せてあげたい」
いつからか辛い時はそんなことを考えるようになりました。
だから私が先に諦めてはいけない、とふんばれました。息子くんに感謝。。
息子くんに生き方を教える、というのはおこがましいかもしれませんが、パパさんのやっていることを大きくなってから少しでも知ってもらえたら嬉しいなぁ、、、なんて妄想しています。
ゴール後にゲット
ゴール後、こんなおいしいものをいただきたました。
恥ずかしながら知らなかったのですが、小松市はトマトが有名だそうです。北陸三県では生産量が一番なんだとか。
こうやって特産品をカタチを変えて提供してもらえる、というのは他の地方から来るランナーさんには嬉しいですよね。
行松旭松堂
そうそう、この一番右の長細い包み紙。
こちら、小松市の老舗和菓子店「行松旭松堂」さんの和菓子だそうです。
この「行松旭松堂」という名前、読めました?
私は完全に読めませんでした。。
こちら「ゆきまつきょくしょうどう」だそうです。地元では有名なんですよね。中は秋限定の和菓子でした。
いつか息子くんとも
今回は自分がゴールした後、しばらくゴールするランナーのみなさんを見届けました。
土砂降りの中ずぶぬれでゴールしつつも、みなさんすかっと晴れやかな笑顔でした。
こうやって各地で再開されているリアルマラソン大会が本当に嬉しく思います。ここ数年で感じたのは、当たり前だったものが当たり前ではなかったということ。
マラソン大会が滞りなく開催されることのありがたみをつくづく感じます。関わっているみなさんに感謝です。。
こんな家族で楽しめるマラソン大会、いつか息子くんと家族ペアで走ってみたいなぁ。