極真空手を習っている5歳の息子くんが、今月から上のクラスに進むことになりました。
4月から始めて3カ月。
このたった100日程度の間の彼の成長を感じる瞬間がありました。
練習が身体に沁みこむ
空手を習い始めてから、息子くんとママさんは相変わらず毎日練習をしています。
「毎日」というのがママさんのこだわりで、よほどのことがない限り、本当に毎日練習しています。
ママさんは道場での練習の様子をすべて動画に撮り、それを帰ってから見返し、ノートにまとめ、息子くんの指導に役立てています。
空手については、とにかくママさんがマメ。私にはできないしっかりした管理力で感心します。
白帯の息子くんの今の目標は、ひとつ上のランクのオレンジ帯になること。さらに、最終的には黒帯の下の茶色になりたい、とも言っています。
彼がそう言うなら、と私たちは応援するしかありません。
練習中に弱音をはくことはないのですが、ママさんの厳しい指導のせいか、七夕の短冊に「ままさんが おこりませんように」とも書いていました。
しかし、ママさんが今日の練習は少し控えておこうと思っていたのに、息子くんから「今日の練習は?」と催促してくることもあります。
また、外出先でも、ふとした拍子に空手の型のポーズをしているのを目にします。
それくらい、彼の生活の中、身体の中に空手が沁みこんできた、ということなんだと思います。
息子くん、お手本になる
下位クラスの練習最終日。
道場の稽古中、息子くんともう一人の子が先生に前に呼び出され、他のみんなのお手本になっていました。
みんなの前でいきなり型を披露する立場になっても、彼はもじもじ動じることなく、最後までやり切っていました。
難しい型を奢ることなく、偉ぶることなく、さらっと涼しい顔でやってのけたのです。
パパさんママさん、心の中で拍手。
私自身も誰かの見本になったことがないし、ママさんもそう言います。
5歳の彼が人生の初期にそのような経験ができたことが、本当に素晴らしいなと感じた瞬間です。
ひとつでも「できた」という自信をもってほしい。その自信と、大きな掛け声だけで、どんどん彼の空手は成長すると思います。
物おじしない理由
息子くんが人前でさらっと見本になることができた理由。
それは、間違いなく毎日の練習のたまものです。
身もふたもない言い方ですが、圧倒的な練習量をこなしてきたからこそ、人前でも何も物おじせずできるのです。
緊張する場でも、練習量がたりないと頭をよぎる「できるか?できないか?」がそもそも出てこない。
現に、空手では余裕の息子くんも、ひらがなを書く時は「むずかしい~かけない」を連発。それは練習していないからです。
空手だけは練習量が突き抜けているから、不安要素がないのです。
そんな息子くんを見て、パパさんとママさんは再認識しました。
練習量は嘘をつかない、自信は練習量に比例する、練習の先にこそ成長がある。
この人類共通の真理を、我が家でも子どもから学んでいます。
息子くんは今日初めて個別稽古(個人レッスン)も受けることになっています。
ひとつでもふたつでも、本人の成長のヒントをつかんで、上位クラスでもがんばってほしいと思います。
これからも君を応援したい。君には好きなことをして、自由に生きてほしい。
がんばる息子くんを見ているだけで、パパさんママさんは気持ちがシャンとします。
ようし、私もがんばろう。と思うのです。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫
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