電子レンジがついに…ありがとう、10年選手
ある日の夕方、妻が晩ご飯の準備をしていたときのことです。「あれ?電子レンジ、動いてない?」と不思議そうな声。
見てみると、たしかに温め中にふっと電源が切れてしまっていました。何度か試すも、そのたびに稼働時間が短くなり、ついには完全停止。「ああ、ついに来たか」。
この電子レンジは、私たちが同棲を始めたときに買ったもの。かれこれ10年、毎日のように活躍してくれました。妻と息子くんと一緒に、「今までありがとう」と感謝の言葉をかけて見送りました。
とはいえ、電子レンジは我が家にとって欠かせない家電。すぐに買い替えを検討することに。
そして、ちょうどそのタイミングで、妻が「連休中に不用品をリサイクルショップに持っていこうと思ってた」と話していたのを思い出し、私から提案してみました。
「不用品を売って、そのお金を新しい電子レンジの資金にしよう」。これには妻も快く賛成。その流れで息子くんにも「もう遊ばないおもちゃ、あるかな?」と声をかけ、家族で断捨離モードに突入しました。スイッチが入ると、早い早い。
衣類、本、CD、DVD、おもちゃ。手つかずのものが、我が家にもまだまだあるのです。
リサイクルショップは、断捨離スイッチの起爆剤
時はゴールデンウィーク真っただ中。朝一でリサイクルショップに到着すると、既に開店待ちの人がたくさん。皆さん連休を使って片づけをしている様子でした。
我が家も袋いっぱいの不用品を持参し、査定のあいだは店内をぶらぶら。妻はリサイクルショップに来るのが久しぶりだったようで、「え、こんなものまで買い取ってくれるの?」と驚きつつ楽しそうでした。
たしかに、フリマアプリでの手放しもありですが、その場ですぐにモノが減るという点で、リサイクルショップのスピード感は魅力。
査定額は思ったほどではなかったものの、それでも電子レンジ購入には十分な原資になりました。
そして驚いたのが、息子くんの怪獣フィギュア。思った以上に値がついて、本人も嬉しそう。もちろん、彼のおこづかいとして臨時収入になりました。
こういった経験が、こどもの物の価値や手放すことの意味を学ぶきっかけになればうれしいですよね。
実店舗で「触れて選ぶ」満足感
不用品を手放してスッキリした気持ちのまま、次は某家電量販店さんへ。ネット購入ももちろん便利ですが、今回はあえて実店舗を選びました。
というのも、やはりスタッフさんに直接質問できて、製品に触れられること、そして他の家電の情報も得られるのが実店舗ならではだからです。
こういう時、コミュニケーション能力の高い妻はすごい。電子レンジに詳しいスタッフさんにあれこれヒアリングして、納得のいくものを選びました。
しかも、予想外の値引きがあり「え、これそんなに安くなるの!?」と驚きつつ購入。おかげさまで良い買い物ができたね、と私たちはほくほくで帰るのでした。
必要なものを、不要になったものでまかなう。モノが循環する暮らしの中に、ちょっとした豊かさを感じた一日でした。
我が家の家電の入れ替えを考えると、次は炊飯器か冷蔵庫。(どちらも10年選手)
それらを壊れるまで使いつつ、入れ替えの時にまた他の不用品を処分して得た資金を充てる、そんなサイクルっていいなと思ったのでした。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫