【資格試験】そろそろ受けるぞ 不動産コンサルティング技能試験

曲がりなりにも不動産のお仕事をして十数年。

2年前にも受験を考えていましたが、申し込みまで至らず。

今年は職場の環境も変わったので、気を取り直して受験しようと思います。

目指せ「公認 不動産コンサルティングマスター」!

目次

公認 不動産コンサルティングマスターとは

「公認 不動産コンサルティングマスター」とは、宅地建物取引士のような国家資格ではなく、「公益財団法人 不動産流通推進センター」が主催する民間の不動産関連資格です。

ただし、誰でも受験できるものではなく、次の3つの国家資格の保有者のみ受験ができます。

  • 宅地建物取引士
  • 不動産鑑定士
  • 一級建築士

受験者のレベルの高さがうかがえます。(私は宅建士のみ保有)

これらの資格を保有しつつ、毎年11月に実施される「不動産コンサルティング技能試験」に合格する必要があります。

試験の内容は、宅建試験にはない、経済・金融・建築・税制など、幅広い知識が問われます。

そして、この試験に合格して、受験資格の実務期間が5年以上あれば、晴れて「公認 不動産コンサルティングマスター」としての登録ができる、というわけです。

この資格は宅建士のような独占業務ができるというものではありません。

とはいえ、不動産のプロフェッショナルとしてのハクがつくことで、売買や賃貸借、土地や建物の有効活用、不動産投資、相続など幅広くコンサルできますよと胸を張って言えるわけです。

どうも全く適当な民間資格ではないようですよ。

不動産特定共同事業法施行規則に基づき、当センターが国土交通省に登録して実施する「登録証明事業」による認定です。法令等に基づく他の資格とも関係しており、準公的資格です。

公益財団法人 不動産流通推進センター 公式HPより

不動産コンサル技能試験とは

「公認 不動産コンサルティングマスター」に登録するために受験する、「不動産コンサル技能試験」の概要です。

毎年11月の第2日曜日に全国の主要都市で実施されます。

今年(令和4年)は11月13日(日)。札幌・仙台・東京・横浜・静岡・金沢・名古屋・ 大阪・広島・高松・福岡・沖縄の12地区で行われます。

私は地元の金沢で受験予定です。

試験は択一式試験(午前)及び記述式試験(午後)の2部に分かれています。

過去問を見ましたが、がっつり記述!という感じでもなく、それほど書く量は多くありません。

ただし全体のボリュームがかなりあり、午前2時間、午後2時間の長丁場なので集中力が試されます。

択一試験は全部で50問。の四肢択一。(事業・経済・金融・税制・建築・法律)

記述試験は必修科目の実務・事業・経済、と選択科目として金融・税制・建築・法律の中から1科目選びます。

択一と記述とあわせて200点満点中、一定の点数がとれたら合格、というわけです。

択一式及び記述式試験の合計200点満点中一定以上の得点

(参考)

令和 3 年度 110点以上

令和 2 年度 125点以上

令和元年度  120点以上

平成30年度 110点以上

平成29年度 115点以上

平成28年度 110点以上

平成27年度 115点以上

公益財団法人 不動産流通推進センター 公式HPより

点数自体はそれほどとらなくても大丈夫なように見えますが、合格率は年々下がってきています。

平成24年度は62.8%だったのが、直近の令和3年度は37.9%、でした。ばらつきはありますが、ここ数年の平均は40%程度です。

合格発表は年明けの1月14日です。

そして注目すべきは、その受験料です。

ちなみに受験資格それぞれの受験料は以下のとおり。(令和4年現在)

  • 宅地建物取引士 8,200円
  • 不動産鑑定士 書面申請:13,000円(論文式試験も含む)電子申請:12,800円(論文式試験も含む)
  • 1級建築士 17,000円(他に、事務手続手数料が必要)

という中での、不動産コンサル技能試験の受験料はなんと、

31,500円(消費税含む)

です。破格。。。

そして登録が済んだ後、5年に1回の更新の手続きがあります。もろもろ条件があるのですが、更新(交付)手数料は10,900円(消費税含む)、ということです。

果たしてその費用に見合った仕事ができるかどうかは、各不動産コンサルティングマスターしだい、と言えます。

何にでも言えますが、資格をとることがすべてではないですからね。

勉強スタート

さて、さっそく11月の試験に向けて勉強を始めていきたいと思います。

宅建士や他の資格と比べるとマイナーな資格なので、参考となる教材がほとんどありません。

かろうじてある過去問はこちら。

正直、解説が簡素すぎて泣けてきます。行間を自分で埋めないと、まったくすすみません。

なるほど、甘えは許されないということですね。周辺の関連書籍も読まないといけないようです。

とりあえずタイトルだけでこちらも購入。著者はCPMなど多数の資格を保有されている方ということです。

さて、高額な受験料を納めて覚悟を決めます。

今年後半の資格試験はこれだけにしぼって、集中します。

ぜったい一発合格するぞー!

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