【雑記】「ぼくたちのせかいは ハードモードだよね」 ハードなようでイージーな設定の世界にくりだすぼくたち

息子くん

ぼくたちのせかいは ハードモードだよね。

急に7歳の息子くんがそんなことを言うものですから、何事かと思いました。

どうもあれこれアクションゲームをやっていたら、私たちの世界の難度が高いと感じようです。

ふむ。たしかに、よくゲームでは「イージーモード」「ノーマルモード」「ハードモード」のように選択できたりしますね。

息子くんいわく、私たちの世界はマリオのように1アップキノコもないし、ロックマンのように1機増える顔もない、と。

しかも自分でモードは選択できないから、必然的にこの「ハードモード」になってしまうのだと。

そうだよね、たしかに、朝寝坊しないように起きて、遅刻しないように小学校に行って、しだいに難しくなる勉強をがんばって、食べるおやつの量も制限されて、なかなかたいへんな毎日を送っているような。

そんな中、彼が気づいたのは、人生は一度しかないということ。

いまある命がもし、なくなってしまったら、復活の呪文も回復アイテムもないから、そこでおしまいなのだということ。

そうか、気づいてしまったか。

だからこそ、きみはきみの命を大切にしてね、ふいに事故にあわないように、車には気を付けてね。

と言い聞かせつつ、私も私で、この命をぎゅっと握りしめるのです。

私だって、このハードモード。40年以上過ごしてきて、なお、一度もゲームオーバーになっていない人生。

今でも、命は惜しいし、死にたくない。

だから今日も安全第一、無事に過ごして一日を過ごして、家族といっしょに眠りたい。

でもね、パパさん、なんとなくこのハードモード、ちょっと「イージー」な部分もあるのかなって思うんだよね。

だって、周りの人はみんな優しいし、困った時は助けてくれるし、安価でおいしいものがどこでも手に入るし、毎日温かいお風呂とお布団にありつけるし。

だから、この広い世界の特定の地域と比べると、ぼくたちはずいぶん「イージーモード」で過ごさせてもらっているのかもしれない。

たしかに命はひとつだけだけど、いまある環境は、本当にありがたいんだよ。

そんな話をしつつ、今日もそれぞれに出発。

ハードなようでイージーな設定の世界にくりだすぼくたち、また無事に帰ったらいっしょにゲームで遊ぼうね。

おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫

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