9月11日に出走予定の「白山白川郷ウルトラマラソン」は土砂災害の影響で中止となったのですが、そのおかげで代わりに家族で良い体験ができました。
白山白川郷ウルトラマラソン中止
毎回楽しみにしていた「白山白川郷ウルトラマラソン」は8月4日の記録的豪雨でコース内で土砂災害が発生したことを受け中止になりました。
自然災害による中止は、コロナによる中止とはまた違った角度でのショックでしたが、仕方ありません。
いくら大会にエントリーしても、スタート地点に立つまでは何が起こるかわかりません。だからこそ、1回1回レースを走れることが尊い。適当に走ってよい大会などない、と思うのです。
白山白川郷ホワイトロードのダイナミックなコースは走っていて抑えられない高揚感が沸いてきます。過酷ですがウルトラマラソン未体験の方にはぜひおすすめしたいレースです。
来年は100kmの部が復活するのを期待しています。
息子くん はじめての大会
今回のマラソンが中止になったことで、ひとつラッキーなことがありました。
それは、5歳の息子くんのはじめての空手の大会を観戦できたこと。
9月11日は、もともと私がマラソンで、息子くんが空手の大会に出場することになっていました。
息子くんにとっては空手を習い始めてから初の大会だったので、私も行きたかったのですが、すでにマラソンのエントリーをした後にそれが決まったため、ママさんだけ観戦することになっていました。
ところが、このように思わぬかたちでマラソンが中止となったので、家族3人で空手の大会会場に向かうことになったのです。
皮肉(?)にも今回の会場は白山市鶴来の「白川郷公園武道館」でした。この日の謎の「白川郷」つながりに妙にご縁を感じました。
もしかすると、息子くんのはじめての大会、「パパさん走ってないで見に来てね」ということだったのでしょう。
そう思えばなんだか納得しました。
子どものがんばる姿
会場に着くとすでに道着を着た子どもたちが勢ぞろい。父兄の方も気合が入っています。
この日は、空手の「型」の大会で、通っている道場の初めての開催だったということです。
小さい子は年少で、大きい子は小学校6年生。
我が家の息子くんは5歳なので、幼稚園年長(実際は保育園)の白帯クラスです。
集まってみると一番多いのが息子くんのクラスで10名でした。
この10名の中から上位3名が表彰されるということでした。
我が家は私も妻も空手とは無縁の人生を送ってきたので、今年の春に思いつきで空手の道場に息子くんが入門してから手探りで練習してきました。
と言っても、ママさんのほうが熱心で、毎日必ず息子くんと二人で練習時間を確保して、自宅での稽古に励んできました。その時パパさんはごちゃごちゃ口をださないようにしています。
周りを見ると、お父さんが経験者の子やきょうだいがすでに習っている子が多く、正直その点、完全に初心者の子が不利な部分もあります。
ですが、私たち両親より息子くんのほうが全然それを気にせず空手を楽しんでいるので、それで良いと思っています。親が気にすることはありません。
さらに年長クラスでは身体の大きさがものを言う「組手」と違って、個人の演舞のような「型」は体格はあまり関係ありません。
そこは息子くんにとってもチャンスでした。個人で完結するので、きちんと練習さえすれば結果がでやすい競技なのです。
本番まで、道場・自宅での練習に加え、先生の自宅での個別指導も受けてきました。これがたいへんためになりました。
そのおかげか、今回の本番も臆することなく堂々と演技ができました。
息子くんは涼しい顔でやってのけましたが、見ているパパさんのほうが緊張で冷や汗が出ました。
結果は、10名の中で惜しくも5位。今回は予想どおりの順位でした。
よくがんばった。。。あとでおいしいものとおもちゃで労ってあげるね。。
それにしても、自分が5歳の頃、大勢の人の前でこんなに胸を張ってパフォーマンスができただろうか。。?
いや、そんなこと絶対にできなかっただろうな、と息子くんのことを心から称えたいなと思ったのです。
おそらく、同様に子をもつパパさんママさんも同じような気持ちを経験することがあるのでしょう。
それがスポーツの大会かピアノの発表会か受験かは別として、それまで練習を重ねてきたわが子が一生懸命がんばる姿とは、なんて感動的なんだろう。
40歳パパさん、はじめて感じた気持ちです。
それぞれの人生
そして思うのは「子どもは子ども、自分は自分」ということ。
子どもを応援するのは親として当たり前かもしれませんが、あくまでもそれはそれ、自分は自分、です。
そのバランスを崩して子どものやっていることにのめりこみすぎると、親の意志と裏腹にそれを失ったときのショックは推して図るべし、です。
だから、もし今後息子くんが空手から他のことに興味が移って「空手を辞めたい」という時が来れば、親として最速で辞めさせようと思います。その点、ママさんとも意見が一致しました。
息子くんの大事な人生、心行くまで自分の好きなことに時間と労力を費やしてほしい。
だからこそ、私は私で好きなことに打ち込んで、自分の柱を建てます。
誰のものでもない、自分の人生だからです。
パパさんとママさんの人生は気にせず、きみの生きたい人生を送ってほしい。
それだけ願って、これからもサポートしていきたいと思います。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫
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