【雑記】ユニバーサルマナーを学んだ備忘録

ユニバーサルマナーとは

先日、職場で「ユニバーサルマナー」の研修を受ける機会がありました。聞き慣れない言葉かもしれませんが、このマナーは誰にとっても、そして今の社会にとってとても大切なものだと感じたので、備忘録もかねてここに共有しておきます。

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「ユニバーサルマナー」とは、年齢・性別・国籍・障害の有無などに関係なく、すべての人に対して思いやりをもって接するマナーのこと。特別な技術が求められるわけではありません。たとえば、

  • 白杖を持つ方に「お手伝いしましょうか?」と声をかける
  • ベビーカー・シルバーカーを押す方のためにドアを開ける
  • 高齢の方に電車やバスで席をゆずる

身体が不自由な方以外でも、私が仕事の中で思い当たるのは、外国籍の方。言葉が通じにくそうな外国の方には、ゆっくり簡単な日本語で話すということも、ひとつのユニバーサルマナーなのではないかと思います。

日常の中でできる、小さな思いやりの積み重ね。それが、誰もが心地よく過ごせる社会づくりにつながるのです。

どうして今ユニバーサルマナーが必要なのか

いまの社会は本当に多様です。高齢化が進む中で、これまで以上にお年寄りと共に暮らすことが当たり前になり、外国籍の方や障害のある方など、さまざまな背景やニーズを持った人たちが共に生きています。

ですが、すべての人が「暮らしやすい社会」になっているとは限りません。段差ひとつで困ってしまう人、言葉の壁で不安を抱えている人。そうした現実があるからこそ、一人ひとりがちょっとした思いやりで社会をあたたかくする必要があるのです。

今回の研修で学んだポイントは、以下の3つ。

  1. 相手の立場に立つ
    「この人は今、どんなことに困っているか?」と想像してみる。ふだん見えている世界が誰にとっても同じとは限らないということ。
  2. 自分から声をかける勇気
    間違ってもいい。何もしないより、ちょっと声をかけるだけで救われる人がいるということ。
  3. 正解は人によって違うことを知る
    すべての人が助けを必要としているわけではない。「手伝いましょうか?」という声かけが押しつけにならないよう、相手の反応を見て尊重すること。

思いやりの一歩を、身近なところから

ユニバーサルマナーとは、特別な知識や技術を持った人だけが実践するものではありません。どんな人でも、今日からできる、やさしいマナーです。

誰かが困っていそうなとき、まずは「なにかお手伝いできますか?」と声をかけてみる。それだけでも、社会は少しずつやさしくなっていきます。

そして何より、自分自身もその一員として気持ちよく過ごせるようになるはず。私も「声をかける勇気」を忘れないようにしようと思います。最初の一歩は、ちょっとの勇気から、ですね。

そして多様性で思い出すのは、この一節。引用させていただきます。

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面を速くは走れない。

私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。

『私と小鳥と鈴と』金子みすゞ

おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫

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