先日、どことなく疲れた顔をしている私に気づいた妻から「試しにデジタルデトックスしてみない?」と提案があった時、私も「それそれ!ちょうど僕も思っていたところ!」まさかこんなにタイミングが噛み合うものでしょうか。
近年話題となっている、スマホやPCから距離を置いて心身の具合をととのえる「デジタルデトックス」という考え方には私も以前から興味があり、メンタル面での良い影響が期待できることも知っていましたが、これまた恥ずかしながら具体的な行動には移せずにいました。
あたまでっかちで行動しない人間、ワタシ。ですが、今回の妻の号令をきっかけに、こんどこそ本格的に取り組んでみることを決意しました。一人じゃないし、二人ならできるかも?
電子機器から距離を置いてお互いの心身のバランスをととのえるとともに、家族の関係・時間を深めたい、とも思っていたので、妻の提案に即のっかったのでした。まずは私たち親が実践することで子ども背中を見せないと。
妻はあのベストセラー『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン著 新潮新書)を読み、毎日スマホを手放せない今の私たちにはデジタルデトックスが要ると思ったそうです。こちら、私は未読のためこれから拝読します。
この本には、スマホが脳に与える影響やその問題点が詳しく書かれており、それにインスパイアされたとのこと。現代の生活でスマホを完全に手放すのは難しいですが、「まずはできることから始めよう」ということで意見が一致しました。
そこで、まず我が家の新しいルールとして「夜8時以降はスマホを触らない」という約束を決めました。もしどうしてもスマホ・PCの操作が必要な場合は、8時までに終わらせることにします。
ですので、SNSのチェックやメールの確認も夜8時以降は翌日に回すようにします。このルールを通して、就寝前のブルーライトの影響を減らし、睡眠の質が上がることも期待しています。ただでさえ布団に入ったら3分で寝てしまうワタシ、どうなるのでしょうか。
というわけで、今後もし夜8時以降にSNSのコメントの返信、記事の投稿・更新があれば、私が約束をやぶっているということになります。お気づきの方、どうぞ遠慮なくご指摘ください。
さらに、妻が話してくれたエピソードも興味深いものでした。妻のお友達(30代女性)に、誰かと一緒にいる時は絶対に目の前でスマホを触らない人がいるそうです。
そのお友達は、自分のスマホをテーブルに置かないことで「あなたとの時間を大切にしています」という気持ちを自然に表現しているのだとか。おそらくご本人としてはさりげなくそのようにしていると思うのですが、素敵な所作だなぁと感心しました。なるほど、たしかに対人の場面でのスマホの扱い方は、その人の気配りや優しさを示す重要な要素だと思います。
さて、戻って我が家のデジタルデトックスの話。今回のルールがどれほどの効果をもたらすかはまだ分かりませんが、とりあえず半月後にお互いの感想をシェアしようと妻と話しています。果たしていったいどんな効果があるのでしょうか?
ちゃんとそのMTGの予定もカレンダーに登録しました。もちろん、根深いデジタルデトックスの問題解決は簡単ではありませんが、これがスマホとの付き合い方を見直す良いきっかけになればと思っています。
パパとママ、これから夜の時間にだらだらスマホ触らないようにするからね、家族で楽しめる時間にしようね。(※息子くんへ宣言)
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫