2025年7月。全国的に記録的な猛暑が続き、連日の35度超えが“普通”になってしまったような月でした。
外に出るだけで体力を削られるこの季節、例年以上に「健康」や「体力」というキーワードが心に響いたひと月でもありました。
そんな中で、私にとって忘れられない出来事がいくつかありました。
父が倒れた朝、そして自分の身体を見直す
7月8日未明、自宅で暮らす69歳の父が突然倒れ、救急搬送されました。診断は脳梗塞。つい数日前まで元気に介護の仕事に通っていた父の変わり果てた姿に、家族全員が大きなショックを受けました。
発症から3週間が経った今も、言葉を発することはできず、わずかに動く目と口、右半身が唯一の意思表示の手段です。
この出来事は、私自身にとっても大きな転機となりました。「いま、自分は本当に健康なのか?」「明日は我が身ではないのか?」と、改めて身体のメンテナンスの重要性に気づかされたのです。
43歳。五体満足でランニングを楽しめている今こそ、自分の健康を真剣に見直すべきだと痛感しました。
そしてすぐに脳ドックの予約を取りました。結果が何もなければそれで良い。万が一、何かあれば家族と共有し、早めに対処できるようにしたい。心配性でもいい。家族と自分の未来を守るための一歩です。


睡眠と入浴――“あたりまえ”の見直しで体調をととのえる
体調管理という意味では、もう一つ大きな変化がありました。それは「睡眠」と「入浴時間」の見直しです。
これまでの私は、朝活のために睡眠を削ったり、時短・面倒だからとシャワーで済ませたりと、つい“あたりまえ”のことをおろそかにしがちでした。
気持ちを改めました。質の良い睡眠を確保すること、湯船にしっかり浸かって体を温めリラックスすること。
これらがどれだけ心身のコンディションに影響するか、身をもって実感しています。だからこそ、日々の小さな習慣を丁寧に積み重ねることを大切にすることに決めました。
きっとこれが、これから先の健康を支える土台になるはずです。


高校生のまぶしさに背中を押されて
そしてもう一つ、今月の印象的な出来事といえば、清水空跳(しみずそらと)選手の快挙です。
インターハイでの100m、200mでの圧倒的な走り。その映像が脳裏に焼きついて、離れません。
高校生だったのはもう25年以上前。年齢的には彼らのお父さんでもおかしくない私ですが、それでもはげしく胸を打たれるものがありました。
「お前は今、100mを何秒で走れるんだ?」
心の中の高校生の自分が言ったような、言わないような。
正直、そんなことを考えたこともなかった。でも、不思議と「やってみたい」という気持ちが湧いてきました。まだ走れる。まだ挑戦できるんじゃないの?
この夏、もう少し自分の可能性を試してみようと思います。暑苦しい毎日ではありますが、その中でも“ふつふつ”とした情熱を持って、また走り出したいと思えるようになった7月でした。


おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫