この一年、頭の中にぼんやりあった記憶が、今月のトップ画のイメージでした。美しい紅葉に囲まれて走る「つくばマラソン」が忘れられず、再挑戦することに。
久しぶりにフルマラソンに真正面から向き合ったこと、具体的に生活習慣を見直したこと、とても実りある1カ月でした。
レースの挑戦:第44回つくばマラソン完走
11月24日に開催された第44回つくばマラソンに出場しました。結果は2時間56分と、自己ベスト更新には至らなかったものの、なんとかサブスリー(3時間切り)は達成。昨年から徐々にその感覚をつかんできたような気がします。
「まぐれじゃない、サブスリー」そんなキャッチコピーを自分に張り付けるようなイメージで、まだまだ確認作業中。嘘じゃない、たしかに私は3時間を切っている!そう思ったら、自己肯定感がふつふつとわいてくるではありませんか。
「夢じゃない、サブエガ」そしてもうひとつぺたりと上書きしたキャッチコピーを胸に、しずかに、虎視眈々と、狙っていこう。そうやって気合を入れ直すほど、今回のフルマラソンは楽しかった。断言できるのです。
マラソンの準備関連の備忘録も多数用意できました。自分でも今後の参考にしたいと思います。
家族と実践:小さなデジタルデトックス
妻から提案された「デジタルデトックス」。あわただしい日々の中でスマートフォンやパソコンに依存する生活を振り返るきっかけとなり、妻とともに小さなデジタルデトックスを試してみることになりました。
具体的には、毎日20:00以降はデジタルデバイスから離れ、家族と過ごすことに集中するということ。
初めは「必要な情報収集ができないのでは」という不安があったものの、やってみると結果的には心が軽くなり、家族との会話や時間をより楽しめるようになったという実感があります。
特に子どもと遊ぶ時間が増えたことが顕著。スマホを触っている暇があったら、子どもと遊ぼう。だって5年後10年後、いっしょに遊んでくれるかわからないのですから。
そうだ、この冬、家族で遊べるボードゲームでも買い足そうかな?
玄関で学ぶ:靴を揃えることの意味
今月から生活の中で「靴を揃える」習慣が新たに追加されました。7歳の息子くんが帰宅後に靴を揃える姿を見て、私もマネしようと思ったのです。
この小さな行動が「日常を整える」効果をもたらし、自分自身の心の中にも秩序と平穏を生むことに気づきました。これ、めちゃくちゃ簡単ですけど「こうかはばつぐん」ですよ。
そこから日本文化に根付く「玄関」という空間の持つ独特な意味についても考えさせられました。玄関で靴を揃えることは、次に訪れる人への礼儀であり、他人の家に「お邪魔する」際の心構えを象徴する行為。
ミニマリズムの思想とも通じるこの文化的背景に、改めて感謝の気持ちが湧いてきました。
40代、まだまだ伸びしろはある
晩秋は、気候が穏やかで過ごしやすく、挑戦のピークを迎えるには最適な季節です。暑さも寒さも和らぎ、澄んだ空気は呼吸を軽やかにしてくれるので、マラソンのような長時間の挑戦に集中しやすいですよね。
紅葉の美しい景色の中で走ると、心が自然と落ち着き、「いまこの瞬間」を感じることができるのも、この季節ならではの魅力。さくさく落ち葉を踏んで走るのも、いとおかし。
レースでは、スタート地点に立つだけで周囲のランナーの熱気に引き込まれ、自分の中の眠っていた闘志が目覚める感覚があります。また、挑戦をやり遂げた後には、次に向けた準備を始める良いタイミングでもあり、毎度自然と前向きな気持ちになれますね。
そうそう、レース後にお世話になっている接骨院の先生からも「ここからが次のレースのスタートですね」と言われました。一呼吸おいて、仕切り直しです。
来年は、今年のつくばマラソンで学んだことを忘れず、さらに自己ベストを更新したいと思っています。この40代、まだまだ伸びしろはある。私もそう信じてやみません。
この晩秋に得た感動と気づきを胸に、次の挑戦へ向けて一歩ずつ着実に進んでいきます。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫