【雑記】学習・自己啓発・訓練 みんなどれくらいやってるの?(総務省データあり)

みんな大好き(?)「学習・自己啓発・訓練」。

実際どれくらいの人がどんなことに取り組んでいるのか?

時間と行動について、最新の面白いデータがあったのでご紹介します。

目次

生活時間及び生活行動に関する結果

こちら総務省の「社会生活基本調査 生活時間及び生活行動に関する調査」という調査の最新の結果の要約です。

つまり、私たちが1日あるいは1年という時間を、どのような活動にあてているか、ということを調べたものです。

今回は2016年と2021年、この5年間で比較されています。

癒しの時間をもとめる傾向

「Ⅰ 1日の生活時間の配分」の調査より、5年前に比べ休養・くつろぎの時間が 20 分の増加、移動(通勤・通学を除く)、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌及び交際・付き合いの時間が7分の減少、という結果になりました。

この5年の間にコロナ禍を経験し、私たちは人と接する時間より、独りで休んだりくつろいだりする時間を優先する傾向となったことがわかります。

全体の睡眠時間も多少増えているなので、身体を休めたいという人の行動が現れているのかもしれません。

一方、「学習・自己啓発・訓練(学業以外)」の項目は増減がないことになっています。

自分を高めようとする行動者率は増えている

ところが、「Ⅱ 1年間の主な生活行動」の「1 学習・自己啓発・訓練」では、このようなデータが出ています。

総務省HP 令和3年社会生活基本調査の結果

「学習・自己啓発・訓練」の行動者率は39.6%で、5年前より2.7 ポイント上昇。
70~74 歳を除く全ての年齢階級で上昇、ということです。

ここでいう「学習・自己啓発・訓練」というのは、「社会人の職場研修や、児童・生徒・学生が学業(授業、予習、復習)として行うものは除き、クラブ活動や部活動は含む」と注釈があります。

このグラフから、「自分を変えたい、高めたい!」と具体的に行動した人が、特に10代から45歳をピークに増えた、ということがわかります。

この結果にはなんだか勇気がわいてきます。

一方、50歳以降の行動者の割合は微増はしていますが、実際に思いを行動に移すことができない方が大半のようです。

もちろん個人差はありますので、50歳以上でも努力して自己研鑽に励む方が大勢いることも事実です。

さらに、具体的にどのようなことに取り組んでいるか、男女別に見てみましょう。

総務省HP 令和3年社会生活基本調査の結果

男性は「パソコンなどの情報処理」の行動者率が最も高く、女性は「家政・家事」の行動者
率が最も高い結果となりました。

昔から言われている「パソコンスキルは大事!」という認識が、ここに来てさらに広まっているようです。

男性は英語や人文・社会・自然科学、商業実務・ビジネス関係、を学ぼうとするのに対して、女性は芸術・文化や英語「以外の」外国語介護関係、を学ぼうとする傾向が興味深いです。

女性の学ぶ、英語「以外の」外国語って、韓国語とかでしょうか。。?

とはいえ、今後は男女というくくりでの差はどんどん縮まってくるのだろうと思います。

めんどくさいことはしたくない

さて、では身体の「訓練」という意味で、スポーツに取り組む人はどれくらいいるのでしょうか。

総務省HP 令和3年社会生活基本調査の結果

こちらのグラフからは、ウォーキングや軽い体操・サイクリングを楽しむ人が微増していますが、それ以外のスポーツについては行動者が減っている、という結果になっています。

多くの人が比較的手軽に始められるアクティビティを選択し、逆に何か特別準備したり、キツいスポーツは避ける傾向にあるようです。

ただ、ジョギング・マラソンをやろうとする方が減っているのは、私の実感とは逆です。

ここ数年、周りでランニングを趣味にしたり、マラソン完走を目指そうとしている方は増えてきたと感じます。

自分がマラソンを趣味にしているから余計に感じるのでしょうか。

スマホに吸い取られる時間

もちろん、可処分時間(自分の意志で使うことができる自由時間)を何も「学習・自己啓発・訓練」だけに費やすことがすべてではありません。

人の心の平穏を保つもの、それが趣味・娯楽です。

みなさんどんなことに時間を使っているのでしょうか?

総務省HP 令和3年社会生活基本調査の結果

スマートフォン・家庭用ゲーム機などによるゲーム、CD・スマートフォンなどによる
音楽鑑賞などは行動者率が5年前より上昇した一方、カラオケ及び遊園地、動植物園、
水族館などの見物の行動者率は大幅に低下しています。

ある意味予想通りの結果ですが、やはりいつでも誰でも手元にあるスマートフォンに費やす時間はグラフで見ると想像以上です。

操作した目的とはまったく違うことをしていた、なんてことはよくある話。あれよあれよとアプリの海の飲み込まれます。

私の場合スマホを触っていると、時間を費やすというより時間を手から吸い取られる、という感覚があります。

もちろん、スマホを完全に触らないことはこの現代社会で現実的ではないので、一定の距離を置いて付き合う必要があります。

無駄に時間を吸い取られないように、適度な間合いをはからねばなりません。

学習・自己啓発・訓練か、それ以外か

誰にとっても1日は24時間。

その中で何に時間を使うのかは自由であり、誰にも口出しはできません。

「学習・自己啓発・訓練」に励んでいるから偉い・尊い、やっていないからダメだ、という単純な話ではないのです。

ただ、全体の傾向として可処分時間を「学習・自己啓発・訓練」にあてる傾向にある、ということは知っておいても良いと思います。

かくいう私も、昨日の自分より何か1mmでも成長できないか?と思って生きています。

身体を鍛えるためのランニング、頭を鍛えるための勉強や読書、心を鍛えるための楽器の練習。

バランスなんてものはよくわからないのですが、とにかく好きなことをやって心穏やかに健やかに生きたいと思っています。

時間は有限、余っても明日に繰り越すこともできません。

みなさんは今日のこの1分1秒を、何をして過ごしますか?

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