【ピアノ】慣れるより習え ピアノの体験レッスンに行ってみたお話 (後編)

たてちん

ごめんくださーい。

「大人のピアノ教室」と書かれた看板をかかげた、先生のご自宅のチャイムを鳴らします。

「はーい」と、出てこられたのは、とっても上品なマダム。

ヒロタ先生

どうぞ、お入りください。

わー、ここまでの人生でなかなかお目にかかることのなかった、「ピアノの先生」!

ヒロタ先生は、ハキハキ元気で目力がすごい。

ヒロタ先生

手を洗ってくださいね。

促されるまま、さっと手を洗って、お部屋の中へ。

おー、グランドピアノが2台並んでいる。

改めまして、ごあいさつをします。

たてちん

はじめまして、よろしくお願いします。

私は、自分がピアノで何を弾きたいか、先生に端的にお伝えしました。

私が弾けるようになりたいのは、ずばり、好きなゲーム音楽の曲と、バンドの曲

具体的には、「ファイナルファンタジー」や「クロノトリガー」の曲とか。

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あとはまだまったく手つかずですが、X JAPAN(X)のバラードも弾きたい。

ここまで独学というのもおこがましいくらいいい加減に触ってきたピアノを、きちんと先生について習いたい、と思ってやってきたのです。

私がこんなものを弾きたい!と先生に伝えると。

ヒロタ先生

いいですねー!私も(ファイナルファンタジーの)チョコボ好きですよ。ゲームはしたことないけど。Xは世界的に有名なYOSHIKIさんのピアノですね。

わー、うれしい。やりたいことがバカにされなかった。。

当たり前かもしれませんが、まずそのことに感動。

そして先生は言います。

ヒロタ先生

私たち大人にはこれからの時間が限られています。どんどん好きな曲を弾いていきましょう。

お話を聞くと、最近も私と同世代のアラフォーの方が相談に来られたのだとか。

それぞれに何かを求めてピアノ教室に駆け込む大人たち。

そんな人たちに思いを寄せると、なんだか元気が出てきます。

さっそくピアノの前に座らせていただきつつ、先生はヒアリングします。

譜面は読めるのか → ド・レ・ミ…と読むのに時間がかかる

他の楽器は弾けるのか → ギターを少々 ドラムについては今回は言及せず

自宅にはピアノはあるのか? → 電子ピアノがある

べダルはあるのか → ある

すると、先生から提案がありました。

ヒロタ先生

では、好きな曲と並行して、
こちらのギロックさんのテキストを練習していきましょう。

たてちん

ギロック…??

ピアノ界隈の人物にうとい私は初めてその名前を聞きました。

あれ、なんだか見覚えのある風貌のテキスト。

そうだ、私このシリーズのバイエルを去年購入して、その序盤で挫折してしまったんだっけ。

なんとなく無味乾燥なフレーズの練習がしんどかった。。

ですが、どうやらこちらのギロックさん。

近代の音楽家ということで、クラシックの大きな頭をした巨匠たちよりかは敷居が低いのだとか。

たしかに、パラパラめくってみると…集中すれば、なんとか弾けそう!

曲ごとのタイトルもかわいいし、希望がわいてきました。

ヒロタ先生

ちょっと弾いてみますか?

よーし、ではまず一曲。

UP AND DOWN THE KEYBOAD(のぼっておりてキーボード)から。

ド…レ…ド…シ…

1音ずつかみしめるように指を這わせます。

なんとかクリア!

なにこれ?達成感が半端ない。

ヒロタ先生

単純ですけど、何度も繰り返し弾くことで、譜面を見ただけでその音が何か、わかるようになりますよ。

ぜひそうなりたい!

このギロックさんの小曲集、いいなぁ。

早く自宅で練習してくなってきました。

続いて、先生の提案でXの楽譜を開いて弾いてみることに。

私が選んだのは、名曲「ENDLESS RAIN」。

ヒロタ先生

この曲なら、練習すれば弾けますよ。

えー、さらっとそんなことおっしゃって。

ピアノのイントロが印象的なこの曲のメインリフ、最初の2小節をいっしょに弾いてみることになりました。

たてちん

ド…ミ…、ソ…

ヒロタ先生

そこ、ドです。次はソです。

やさしく丁寧に1音ずつ教えてくださる先生。ありがたい。

そして、おそるおそる弾きだすと、ぶわっと感動に包まれました

あー、自分の指が、好きな曲を再現している!!

これまで独自に弾いてきたピアノでは味わったことがなかった感覚。

なんとも言葉にしがたい感情が押し寄せてきて、心がはげしく揺さぶられました。

もしかしたら、この先生に見ていただけたら、この先の人生もピアノが私の柱のひとつになるかもしれない。

びりびり直感が走りました。

感動もひとしお。私はすぐさま入門を決めました。

たてちん

先生、ぜひ今後もご指導をお願いします!

おそらく、がっちがちになっていた私。

先生は優しく言います。

ヒロタ先生

習い事というより、遊びにくるような感じで良いですよ。月に1回の方もいれば、年に1回来られる方もいるので(笑)

先生の教室は、「毎週〇曜日」と決まっているわけでもなく、お互いのスケジュールを相談して予約をする、という方針だそう。

〇時〇分~というふうに設定することもできるし、お支払いはキャッシュレス可といいます。

これはとってもありがたい!

さっそく次回のレッスンの予約をさせていただき、この日は終わりました。

ヒロタ先生

ピアノは生涯楽しめますからね、すこしずつ練習していきましょうね。

この日、ほんのわずかの時間でしたが、人生が変わる思いがしました。

40歳からはじめたピアノ、これでようやくスタート地点に立ったような気持ちです。

今年の春先から息子くんといっしょに習い始めたドラム教室と、ピアノ教室と、2本立ての音楽生活。

ドラムもドラムでめちゃくちゃ良い先生に出会えて幸せです。

今年は本当に素敵な出会いが多いなぁ。ありがたいなぁ。

欲張りと言われてもかまいません。

慣れるより、習え。

このスタイルで、この先どこにどう転んでも最高の人生になるように、柱を大事に育てていこうと、心に決めたのでした。

おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫

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