夏の期間、我が家の毎年恒例のお出かけスポットといえば。そう、みんな大好き「ひまわり村」。河北潟干拓地の名物企画です。
あたり一面のひまわり、今年はどれくらい咲いているかな?
事前にHPの「ライブカメラ」でその様子を見ることもできるのですが、あえてそれを見ずに行くのが我が家の暗黙の了解。
今年に限っては現地に向かうのに注意点があります。年初の能登半島地震により、河北潟干拓地の周りの道路が破損し、まだ復旧のめどがたっていないといいます。いつものルートが通れないので注意です。
といいつつ、現地に着く頃にはすっかりそのことを忘れ、内灘からひまわり村のほうに曲がりそこねた私。
そのまままっすぐ進んでいくと、そこには地震の影響を受けた家屋がずらり並んでいました。そのあたりは地盤が弱い地域で、能登から遠く離れているのに、多大な被害があったのです。
家が傾いている、道路が波打っている、電柱が倒れそう。そんな様子を図らずも息子くんと妻と目の当たりにし、地震の影響が身近なものだということを再認識することになりました。ぼくたち、忘れちゃいけないね。
そうしてぐるっと回って目的地の「ひまわり村」に到着。
すでに外はむわっと灼熱の陽気。今回ママからは「最短で」と念を押されていたので、入口でゆっくりすることもなく、ささっと入り込んでいきます。
どれどれ、今年のひまわりは…あれ、なんだかみんな疲れているような?どれも例年より小ぶり?暑さでやられたのか、ぐでっと頭(こうべ)を垂れています。
そんなひまわりたちに見守られて、名物の迷路に侵入。地面も干からびてカラカラ。例年こんなかんじでしたっけ?
本当は迷路をじっくり楽しみたいところではありますが、ママの「最短で」を念頭に、3人でショートカットコースを選びます。
その先の見晴台に上って、畑を見渡してみると、なるほど全体的にひまわりのみなさん、疲れておられる。かなりしんどそう、そんなふうに見えました。
この日、こちら金沢の気温は最高35℃ほど。他県では40℃を記録するところもあると聞きますので、想像を絶します。
ひまわりを眺めて、さっとショートカットコースから抜けて脱出。果たして来年の夏はゆっくり見ることができるのでしょうか?
続いて近くのソフトクリーム屋さん「夢ミルク館」さんへ。ひまわり村⇔ソフトクリームは地元では各ご家庭定番コースなので、すでに多くのご家族・カップルのみなさんでにぎわっていました。
私たちもソフトクリームをいただきひと休み。あぁ、これこれ。一年に一回、この時期しか来ないのですが、味も景色も忘れることはありません。
隣接する広場にいるウサギやポニーにニンジンを与えることも楽しみのひとつ。息子くんはおそるおそるニンジンをそれぞれの口元に差し出して食べさせるのでした。
そしてまたまた恒例の「丸太の一本橋」。細い丸太と太い丸太、全長100m、落ちずに渡れるかな?パパとママも挑戦。うーん、一回も落ちずに渡り切ることはできません。もっと体幹を鍛えねば。
と、その時。
息子くんの顔がやけに赤いことに気づきました。まずいまずい。すぐに撤退しよう。
すぐさま車に乗り込み、ママが息子くんのTシャツを脱がせ、冷えたペットボトルを首元にあて、冷房を強めます。こういう時の彼女の行動は素早く、感心します。全力で冷やしていると、しだいに顔色も落ち着いてきて、ほっと一安心。
この日、外での活動は30分も経っていないはずなのに。大人の私たちが暑い暑い言っている以上に、やはり子どもたちへのダメージが大きいのだとわかりました。
この暑さの中、すこしでもおかしいな?と思ったら、ぜったいに無理はできませんね。熱中症になったら楽しいことも台無しですからね。
そんなことを改めて肝に銘じつつ、この夏の家族のお出かけを無事に楽しみたいと思います。
我が家の今年のひまわり村・ソフトクリーム屋さんの思い出でした。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫