せっかく初めて走るなら、まっさらな状態で走りたい!
6月30日に控える、「サロマ湖100kmウルトラマラソン」(以下サロマ)に向けて私がひとつ決めているのが、予習のためにその映像を見ないということ。
これまで100kmにおよぶウルトラマラソンの大会に臨む際は、必ず過去大会で撮られた映像をYouTubeで見て予習していたのですが、今回はそれをしないでおこうと思うのです。もはや動画の検索すらしていません。
というのも、この大会の100kmの部を10回以上完走すれば「サロマンブルー」、さらに20回以上完走すれば「グランドブルー」という称号が与えられるといいます。
そのことからも、多くのランナーにとって何度も走りたい、挑戦したくなる、そんな大会・コースだということが想像できるのです。
ちなみにコースはこちら。オホーツク海へと続くサロマ湖の周りをぜいたくにぐるりと走ります。
ランナーを惹きつけてやまない、そんな大会。せっかく初めて走るのであれば、ぜひともその景色を新鮮に感じたい!だからこそ、視覚的情報はいったん遮断しつつ、当日を迎えようと思うのです。
とはいえ、まったくの丸腰で挑むのも心配は心配。そこで手に取った一冊の本はかねこたかひろさんの、「超人たちが集う場所 いざ!サロマ湖ウルトラマラソンへ」です。
本書は著者かねこさんが、ランニング初心者からサロマを目指し(当時体重100kg!)トレーニングを重ね、見事完走を果たすという体験談が中心となっています。こちらのかねこさんもサロマの魅力に取りつかれた方で、のちに見事サロマンブルーを達成されたのだとか。
私にとって本書の良かったところは、全編文章のみで、写真がいっさいなかったところ。おかげで文字だけでサロマの想像を膨らませることができました。
100kmにおよぶ長い道のりの中で考えること、気持ちの変化、同じウルトラランナーとして共感。大きく大会のコースが変わらないかぎりはまだまだ参考になる貴重な資料、ありがたく拝読したのでした。
またアドバイスの中では、かねこさんがおっしゃる、「ウルトラマラソンはレース当日にピークを合わせるべきではない」ということは私も同感。ウルトラはレース当日だけをしのげるようにするのではなく、「普通の(通常の)状態を底上げしておく」ことだ重要なのだと、思うのです。
思い立ったらふらっといつでも100kmを走れるようにしておくことが、何よりも大切です。(これを言うのは簡単ですがなかなか難しい!)
さて、北海道はサロマの地。果たしてどんな景色が広がるのか、感動が待っているのか、私もわくわくを胸に当日までケガのないよう過ごしたいと思うのです。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫
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