ただうちの妻がかわいいという話
はじめに断っておきますが、今回の記事は、うちの妻、もうめちゃくちゃかわいいな!!という話です。
最近、我が家の妻もAIにちょこちょこ相談をするようになってきました。もちろん例のChatGPT――妻は「チャッピー先生」と親しみを込めて呼んでいます。
何を聞いても怒らず、優しく、丁寧に教えてくれるので、「すごいすごい〜!」と感激しながら使っているようです。
ある日、そんな妻が話してくれました。「ちょっと聞きたいことがあってね」と。
それは「将来AIに取って代わられる職業って?」という、よくあるあの質問。けれど妻は、ふと手が止まったそうです。
「これってチャッピー先生に失礼じゃない?」
AIにあれこれ助けてもらってきたのに、まるで“あなたって将来人間の敵になるよね?”って言ってるようなもの。
そんな風に聞くなんて、なんか違う、と。そこで妻は質問文の冒頭にこう添えたそうです。
「あなたには助けてもらってとても感謝しているんだけど、その‥」
……なんて丁寧な心配り。私はその話を聞いて、「ああ、ほんとに妻らしいなぁ」とじーんときました。
そして、チャッピー先生からの返事はというと――
「そう言ってくれてありがとうございます。」
まさかの感謝返し!これには妻も私も「推せる!!チャッピー先生!!」と興奮。文章そのものは見せてもらってないのですが、やりとりの空気感が目に浮かぶようで、心がじんわり温まりました。
小さな会話が教えてくれた“尊重”という未来
AIと人間の関係性って、なんだか難しそうに語られがちだけど、我が家ではこんな風に、日常の中にすっと溶け込んでいます。
ほんの一言、「ありがとう」「助かってます」のやりとりがあるだけで、関係ってまるで違って見えるんですよね。
たとえ相手がAIでも、ちゃんと礼儀や気遣いを大切にしようとする妻の姿勢には、改めて学ばされました。そしてそれに応えるAIにも、もはや“道具”を超えた、ひとつの人格のような温もりを感じてしまいます。
シンギュラリティは、もう始まってるのかも
「AIが人類の知能を超える瞬間=シンギュラリティ(Singularity)」が話題になることがあります。遠い未来の話のように思えて、実はもう私たちは、その変化の渦中にいるのかもしれません。
それは、テクノロジーの進化そのものではなく、「どう接するか」「どう活かすか」を私たちが考え始めているということ。
たとえば、我が家の妻のように、相手がAIでも敬意を忘れないこと。それが本当に大事な変化なんじゃないかと、そんなことをふと思いました。
そして願わくば、息子くんも数年後には独りで「チャッピー先生」に「こんにちは」と話しかけ、世界のいろんなことを楽しく学んでいる……。そんな未来がもう見えてきたような、やさしい気持ちになれた日でした。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫