ある日、職場の若手さわやか男子代表のAくんの腕にきらり、光るモノが目に止まりました。
むむっ、なにそれ、めちゃきれい!
それは、鮮やかなターコイズブルーの腕時計。思わず声をかけてしまいました。
私:その時計、きれいだね~。
Aくん:へへっ。ロレックス買っちゃったんです(^○^)
そう答える、人懐っこいAくんの笑顔。
ロレックス!時計のことがまったく分からない私でもその名前くらいは知っている、あのロレックス。
へぇ~、なんだかロレックスって、勝手にオトナが身に着けるものだと思っていたら、若い方も持ってるんだなぁ。
透明感のあるAくんに、そのターコイズブルーの文字盤の時計、めちゃくちゃ似合っているなぁ、と、勝手に感心する私。
そういえば、ロレックスって、いくらぐらいするものなんだろう?そんなことは野暮とはわかりつつ、帰宅して調べてみると。
ほ、ほぇ~っ!目玉が飛び出るとはこのこと。私の身に着けているランニングウォッチの優に10倍以上のお値段…。
なるほど、それはAくんのテンションが上がるわけだ、機嫌が良くなるわけだ。
考えてみると、仕事をする時、手首っていつも視界に入るじゃないですか。特にPCを打つ時、必ず目につくところにあるものが、腕時計。
であれば、それを自分の超お気に入りのモノにして、チラチラ見つつ気分を上げるって、ある意味理にかなっているのではないかとも思います。
Aくん:これから支払いがたいへんですけどね(^○^)
無邪気にそう言うAくんには後光が差し、やけにキラキラ輝いているように見えました。
そういえば、他にAくんと同じ世代のBくんも思い切って高級車を買ったという話も耳にしました。そのせいか、彼も仕事に打ち込む表情がきりっとしてきたのかも?
そうなんです。みんなそれぞれ自分の気分を上げるために、モノを所有する。それは私も経験してきたことなので、自称ミニマリストの今でも、それにケチをつけるつもりもなく、むしろ「いいね」と共感したいと思えます。
自分の機嫌は自分でとる。たとえそれにお金がかかるとしても、それをえいやっと飛び込んで実践する姿は、なんだかまぶしく映るのです。
いいじゃんいいじゃん、みんなでどんどん気分を上げていこうぜ、なんて勝手に盛り上がる私。
ですが、我が身を振り返ると、今の私は新たに何を持ったら所有したら、ぐっとテンションが上がるんだろう?
うーん。これがなかなか思いつかない、出て来ない。強烈に欲しいモノが、浮かばない。
うーん…。
と言いつつも、もしかしたら、ある日急にランニングウォッチの代わりにロレックスに目覚めて身に着け始めるかもしれませんが、その時はその時、ということで。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫