「ちょっと止まってくだーい」
やってしまいました。
いつものように車を運転していたときのこと。ぼーっと考え事をしていたせいか、気づけば道路脇にいた警察官に手を上げて呼び止められていました。
あれ?スピード違反でもしたかな?と思いきや、違いました。どうやら「とまれ」の標識で一時停止を怠ったとのこと。
確かに完全には止まっていなかったかもしれない…。自分では慎重に運転していたつもりだっただけに指摘されたことがショックでした。
その場で告げられた反則金は7,000円。そして、次回の免許更新は残念ながらブルー確定。落ち込まないはずがありません。
その日は一日中、どこか心ここにあらずで過ごしました。「あぁ、7,000円あれば家族で外食できたのに、あれもできたのに、これもできたのに…」と、ついつい考えてしまいます。
妻の一言がくれた視点
家に帰ってその出来事を妻に話すと、彼女はひとこと、「よかったじゃん。人やモノにぶつかった、じゃなくて」と。さらに続けて、「最小限のキズで目が覚めてよかったね」と言ってくれました。
その言葉に、はっとしました。確かに今回は反則金だけで済みました。でも、もし万が一、誰かを傷つけていたら、車をぶつけていたら、取り返しがつかないことになっていたかもしれません。
最近、生活のことで気持ちが沈みがちで、ぼーっとすることも増えていました。そんなタイミングで起きた今回の出来事は、自分自身に「気をつけろよ」と警告をくれたように感じています。
むしろ、呼び止めてくれた警察官の方、ハグしたいくらい感謝しています!!
運転には全集中。気持ちを新たに
私は元々、運転が得意ではありません。だからこそ、人一倍注意してハンドルを握らなければいけないのに、一瞬でも気が緩んでいたのは事実。今回の一時不停止は、そうしたちょっとした油断が引き起こしたものでした。
「とまれ」は「止まれ」です。次からはほんの数秒、必ず止まる。
その当たり前を、当たり前に徹底しようと心に決めました。反則金7,000円は安くない勉強代ではありましたが、人やモノに被害がなかったことを前向きに受け止めて、さっそくお支払いを済ませ、気持ちを切り替えたのでした。
「最小限のキズで目が覚めてよかったね」。また妻の一言に救われました。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫