私にとって「ミニマリズム(自分に必要な最小限のモノだけをもって過ごす生き方)に助けられた」と、心の底から思えた出来事。
先の能登半島地震により、同じく石川県内の加賀地方にあるこちら金沢市でも震度5の揺れが観測されました。
私は地震発生当初、自宅から離れており、大きな揺れの収まった後、我が家の様子を確認することとなりました。
自宅の玄関を開け、おそるおそる室内を見渡してみると…。
幸い、自宅内の被害はまったくありませんでした。
もちろん、激しい揺れだったので、多少はモノが落ちたりズレたりしているのは確認できましたが、今回の揺れで汚損・破損したものはゼロ。
それを知った瞬間、ずいぶんと不安が和らいだのを感じました。
実践してよかった、我が家のミニマリズム。
割れやすいモノがない
食器類については、日常生活で使っていても割れるのが怖いので、陶器やガラス製品はほとんどありません。
陶器はお皿が少量。腰より低い位置の引き出しに入れています。
代わりにメインとして使っているものの多くはプラスチック・木製で、落ちても割れません。
今回の件をきっかけに陶器もすべて手放したいと思うのですが、それは家族と要相談です。
目の高さ以上の位置にモノを置かない
基本的に頭上から落下してくるような高い位置にモノを置いていません。
可動棚もできるだけ低い位置のものを使用しています。
ですので、多少揺れてモノが落ちたところで、大きな問題はない状況といえます。
ただし、趣味のギターだけは別。
このようにハーキュレスのハンガーで壁掛けをしています。(最高地点は床から180cmほど)
唯一これだけは心配だったのですが、今回の震度5ではなんとか無事落下しなかったことを確認しました。
買い替えがきかないモノがない
私物においては、買い替えがきかないモノはない、と思っています。
衣類はユニクロしかありませんし、上のギターをはじめ楽器類も、探せばどこにでもある安価な商品。
ランニング用品においても、いつでもどこでも買えるモノ。
もともと破損してもなくしてもショックをうけない程度のものしか身の回りに置いていません。
もしかすると、この点は大多数のミニマリストさんの指針である「少数精鋭」とは毛色がちがうところかもしれません。
私の私物はひとつひとつ、ものすごく安価です。
であれば、たとえそれらが使えなくなったところで、大きな問題はないということ。
もしなくしてみて本当に必要と思えば、きっとまた買い替えるのでしょう。
それくらいの気持ちでモノを所有しています。
代替えのきかない家族が無事であれば、あとはなんとでもなるのだと、今は思うのです。
家族の協力に救われた
自分に必要な最小限のモノだけをもって過ごす、ミニマリストとしての生活。
今なにより感謝したいのは、私だけでなくパートナーである妻もこの考え方を汲んでくれているということ。
そのおかげで、我が家はここにいたるまで自宅内の被害がなかったのだと思います。
そしてその事実が、いまだ終わらない震災の渦中、なんとか心の平穏につながっているのです。
ご家庭のある方は、ぜひご家族で「それが本当にその位置にあるべきか」「揺れで落ちないか」「落ちたらケガしないか」、話し合ってみていただければと思います。
震災は終わっていません。
ここからも引き続き身の回りをととのえて、みんなで安全に過ごしたいものです。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫
にほんブログ村