減点していると、心がすりきれる
ちょっと気持ちが沈んでいたある日、妻がふと口にした言葉に救われました。
「すべてを加点(ポイント)で考えたら、もっと楽に生きられるんじゃない?」
なるほど…。私はどちらかというと、自分のできなかったことにばかり目を向けて、「今日もあれができなかった」「またダメだった」と減点思考に陥りがち。
でも妻はこう言うのです。「できなかったことを数えるよりも、できたことを数えたほうが精神衛生上良い」と。
ううむ‥。毎度妻の言葉に助けられるワタシ。
空っぽの箱にチャリーンと貯まる、見えないポイント
妻はこんなイメージで語ってくれました。
「朝起きた時、自分の中に空っぽの箱があると想像してみて。そこに、『目が覚めた』でチャリーン、『朝ごはん作った』でチャリーン、『遅刻せず出社できた』でチャリーン。そうやって一つ一つ加点していくの。私もやっているけど、なんだか気持ちが軽くなるよ」
お金のようなチャリーンという効果音がまた絶妙で、私の心にすっと入ってきました。
そして単純なワタシ。さっそく試してみるとあら不思議。確実に気持ちが変わってきたのです。
今朝は「目が覚めた」チャリーン、「朔日参りができた」チャリーン、「息子くんとラジオ体操に行けた」チャリーン…もうそれだけで3ポイント。
箱の中がじんわりと満たされていく感覚があります。
ハードルは低く、加点は多めに
「ハードルは低く設定して、なんでも自分を褒める」。これはメンタルを守る上で、とても大切な考え方かもしれません。
減点ではなく、加点方式で生きる。できないことより、できたこと。足りないところより、満ちているところ。
そう思うだけで、今日という一日がちょっと違ったものに見えてくるような気がします。
あわよくば、「このポイントで何かご褒美と交換できたらなぁ…」というのは欲張りですかね?
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫