【家族】あの時かみ合わなかった理由を、数十年後にまた思い出したなら

いつも楽しく過ごしていても、たまに妻とかみ合わなくなる時が我が家でもあります。

そんなことがあっても、たいていはどうでも良すぎることが原因なので、記録・記憶にもとどめないのですが、これはちょっと残しておきたい。

ある朝。

いつものようにキッチンに立ち朝食を用意してくれる妻。

ほとんど毎日同じメニューなのは別にぜんぜん良いのですが、うすうす気になっていたことがありました。

それは、「ゆで卵が出てくるタイミングが遅い」ということ。

他のものは先に出てきて、私と息子くんは食べ始めます。

ところが、なぜかゆで卵はその食事の終盤に提供されるので、時にはけっこう熱いこともあり、殻をむくのに「むむっ」と思っていたのです。

なぜいつも「ゆで卵が出てくるタイミングが遅い」??

別に悪気があってそのタイミングなのはわかるのですが、毎日同じように出されるので、とうとう私は口を出してしまったのです。

たてちん

ゆで卵、できれば一番はじめに茹でれば良いんじゃないかな?

すると、日々のルーティンを指摘されて妻はおもしろくありません。

はじめにやっているよ。それって、起きてトイレ行かずにその前にしてってこと?

あわわわ、そんなつもりじゃないんだけど。。

私はただ、「ゆで卵が他の品といっしょに出てきたらうれしいなぁ」と思っていたんだけど。。

気分を悪くした妻との問答。

ああ、こんなことなら言わなけりゃよかった。

朝から何しているんだろう。

私たちの間にはさまる息子くんも、ちょっと面倒くさそう。

むむむむ。。。

すると沈黙の後、妻がひとこと。

別に、ゆで卵が出て来るタイミングが遅いからって、私も〇〇(息子)くんもたてちんも、学校や仕事に遅刻しないじゃない。

それを聞いた瞬間、私の中で何かがはじけて、思わず笑ってしまいました。

本当だ、たかがそんなことで、予定が変わるわけでもないしなんの影響もないんだし。

と同時に、私の鼻から鼻水がぴゅっと出て、それを見た妻と息子くんが爆笑。

からの、私も爆笑。

みんなでげらげら笑ったのでした(^○^)

ほんと、たかが「ゆで卵が出てくるタイミング」が自分の思っていたのをちょっと違うくらいで、何の実害もないのに。

気を緩めれば、ついつい人のやることなすこと、横から口をだしてしまう私たち。

笑い終わった後に、妻と二人で「あの本を読み直そうと思う」と意見は一致。

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え

他者の課題には踏み込まない、アドラー心理学の代名詞ともいえる「課題の分離」を思い出したのです。

朝ごはんを用意する、ゆで卵を用意するのは妻の課題。

そこを忘れないようにしないと、話がややこしくなるのです。

しかも、それらは妻の朝のルーティンであって、私に手伝ってほしくない・触ってほしくない部分。

私はそこにズカズカと踏み込んだわけです。

今回の「ゆで卵事件(?)」、本件を「課題の分離」として、冷たく全く関与しません、というスタンスではなく、「もし負担に感じるようになったら、手伝うので言ってね」と妻に伝えたところで完結しました。

これで一件落着、かな?(^-^;

その他、人対人、相手についつい口を出してしまいたくなる時ありますよね。

数々の「言わなけりゃよかった」を繰り返しつつも、何度でも基本に立ち返り、「課題の分離」を身体に馴染ませていきたい。

そうそう、あの時かみ合わなかった理由を、数十年後にまた思い出したなら、また二人で爆笑できるかなって。

「ゆで卵が出てくるタイミングで、あーだこーだ言ってたよね!?」って。

考えただけでも笑えます。

あぁ、こうやって生きている今が、とても愛おしい。

おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫

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