【ミニマリズム】もしミニマリストの道を選ばなかったならば

たらればの世界に浮かぶ

普段あまりじっくり過去を振り返ることはないのですが、それでもふと考えてしまうことがあります。「もし、あのときこうしていなかったら?」

私が今歩いている“自称ミニマリスト”の道は、いくつもの偶然によってつくられました。

たとえば、妻のちらかったスーツケースの中からこちらを見ていた、こんまりさんの『人生がときめく片づけの魔法』

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そして、コロナ禍で強制的に家で過ごす時間が増えたこと。

こうした偶然が重なったのは、もしかすると必然だったのかもしれません。
けれど、もしそれらを見過ごしていたら?「まぁ、今の生活でいいか」と思っていたら?きっと、まったく違う世界を歩んでいたことでしょう。

同じ家族、同じ職場環境の中で、「ミニマリズム」と出会わなかったパラレルワールドを、ちょっとだけ妄想してみました。

家族と暮らす“もしも”の世界

私の好きなCDが山ほど積まれ、本も際限なく溢れ、似合わない服がクローゼットにぎゅうぎゅう詰め。

子どものおもちゃも散らかり放題、定位置も決まっていない。
壁や床はどんどん汚れ、モノが積み上がり、部屋の隅に追いやられる物たち…。

それは、かつて私が暮らしていた“汚部屋”だった実家そのものでした。
モノをため込めばため込むほど、負のループにはまり、運も活力もどんどん遠のいていく。

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そんな陰鬱とした空間に、息子くんと妻が暮らしている姿を想像すると、胸がきゅっと締め付けられました。

もちろん、子どもの頃、あのときはあのときで悪いことばかりではなかったけれど、やっぱり、もう戻ることはできないし、戻りたくはないのです。

職場に広がるカオス

職場も同じです。デスクには書類が積み重なり、ファイルもやけに多い。
かつてモノに囲まれたデスクは「仕事がんばってます!」のアピールだったのかもしれません。

でも、実際には忙しそうにしているだけで、成果には結びつかない。
「あれ、このデータどこだっけ?」とパソコンの迷路をさまよっているうちに日が暮れ、効率は一向に上がらない。

当然、残業が当たり前になり、家族との時間も失われていく。
「パパはどうせ帰ってこない」と、家族からも期待されなくなる自分…。

そんなパラレルワールドを思い描いたら、涙が出そうになりました。
いや、想像するのはもうやめよう。今の私は違う世界にいるのだから。


いま、私がこの生活を送れているのは、あの日あの時、小さな気づきを見逃さず、行動に移したから。

それがたまたま“ミニマリストの道”だっただけ。
もし違っていたら、真逆の“マキシマリスト最高!”になっていたかもしれません。人生はわからないものです。

それでも、自分の全身に張り巡らせたアンテナを信じて、感度を高く保っていれば、きっと、自分の望む方向に進んでいける。
そんなふうに、今は信じています。

ということで、こっちの世界にもどってきました。

おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫

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