そのイントロだけで胸が熱くなる。
テレビアニメ「SLAM DUNK」の主題歌でもある「君が好きだと叫びたい」。
スポ根アニメを象徴するかのような、まっすぐかつ情熱的なタイトルに、子どもの頃は「なんてこっぱずかしいタイトルなんだ」と思ったもの。
そんな「好きだ好きだ」なんて、表立って言えるかってのっ。
日本男児たるもの「秘すれば花」、風姿花伝か?という、硬派?ビビり?な思春期でありました。
好きな人にも好きと言わず、自分が好きなことを自分の内に閉じ込めていたあの頃。
募るモヤモヤ、葛藤、自己嫌悪。
そこから、日々の根も葉もない恨み、辛み、妬みを、毎日日記に書き連ねていたっけ(笑)
たいへんお疲れ様でした、自分m(__)m
結果的にグレずに大人になることができた今、思春期の頃の自分に伝えたい。
好きなことは、声を大にして好きと叫んだほうが良い、と。
振り返ると、なんとなく大人になって好きで始めたマラソン。
始めのうちは、独りでだらだら走っていたんです。
気の向いた時に、気の向いた程度。
ですが、大会に出て完走することができると、自分に走ることが向いていることがわかって、どんどん面白くなって。
そして27歳、現在の職場に中途として採用面接を受けた時のこと。
偶然、社長自身もマラソンが趣味だということがわかり、「私も好きで走っているんです」と言うと、「そうっすか!」と、即採用。
そんな調子で、それまでしばらくフリーターとして辛い日々を送っていた時期が、一瞬で終わったのです。
よかった、好きなことを口にして…。
実はこの時点では、最長10kmのマラソン大会しか走ったことがなく、フルマラソンなんて夢のまた夢、だったのは今だからこそ言えます。
そして、社内ではしだいに「私=マラソン」のイメージが広がり、その後、職場のマラソンイベントを企画して地域の学生さんといっしょに走ったり、大会に出場したり、とつながっていったのです。
さらにフルマラソンを経験してからは、より自身の幅を広げたくなり、市民ランナーチームに入信(※チーム金港堂、独自の表現です)
チームの練習に参加していた中で、これもまた偶然出会った「さくら道国際ネイチャーラン」という夢の舞台。
さて、その舞台に上がるにはどうしたら良いのか?
私がその大会に興味を持ったことを、チームメンバーに相談すると、また親切に教えてくださる方がいました。
結果、数年の時間はかかりましたが、晴れてその舞台に上がり、見たことのない景色を見ることができたのです。
そんな今だから思うんです。
「好きなことは好きだと発信するべき」だと。
自分の内に秘めているだけでは、道はなかなか開けなくとも、たった一人、誰かにそれを口にするだけであっという間に開けるもの、なんだと。
家族・友人・職場の仲間。
みんなに言いふらしちゃえ。
また、今や簡単に不特定多数の人に自分の思いを届けることができる時代。
ありとあらゆるSNSも活用しない手はありません。
私もあれこれ「好きだ好きだ」と言いまくっていたら、ありがたいことに、貴重なアドバイスが寄せられたり、親切に協力してくださる方が手を差し伸べてくれたり、雪だるま式に運が好転してきたのを実感しています。
私の話を聞いてくださったみなさん、本当にいつもありがとうございますm(__)m
ただ自分が好きでやっているだけなのに…。言葉って、不思議な力があるんですね。
ワタクシ、41歳。
残りの人生のことを、常々考えてしまいます。
このまま内に秘めたまま、もし明日命が尽きたら?
その時はきっと後悔しかないのだろう、と思うのです。
であれば、好きなことは惜しみなくどんどん外に発信していこう、人に話していこう、と。
もうね、秘すらないのが、花。
別にすべての人に届かなくてもいいじゃない、どこかの誰かの何かに1mmでも響けばいいじゃない。
それが結果としてめぐりめぐって、「自分はこれでいいのだ」と、自己肯定感につながっていくのです。
マラソンが好きだ!
ミニマルな生活が好きだ!
音楽が好きだ!
単純な私は、こりもせず、飽きもせず、「好きなことは好きだ」と叫び続けることでしょう。
これからの私、秘すらないのでよろしくお願いします。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫

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