植物を置かない、私なりの理由
ミニマリストの部屋といえば、すっきりと整った空間に、ぽつんと置かれた観葉植物。雑誌やSNSで見かけるたびに「素敵だなぁ」と思います。あの緑があるだけで、ぐっと部屋のおしゃれ具合が上がる気がします。
でも、正直に言うと、私にはまねできません。
なぜかというと、私はとにかくずぼらだから。水やり、日当たりの調整、葉の手入れ…それを日々こなす自信がまったくないんです。
せっかく植物を迎えても、お世話を怠って枯らしてしまったら、それはもう植物にも申し訳ない。いや、今まで何度か試してみたものの、結果は…。
ミニマリストの先輩方のように「植物のある生活」を目指したくても、私にはそのスタイルが合わないのかもしれません。
外の緑で、じゅうぶん満たされている
ただ、私が植物を部屋に置かないもう一つの理由は、暮らしている環境にあります。私の住まいは、窓を開ければ緑が目に飛び込んでくるような自然豊かな山手の場所。
ちょっと外に出れば木々が揺れ、鳥の声が聞こえる。そんな環境なので、あえて室内に緑を持ち込む必要性を感じないのです。
一時期都会に住んでいたときは、窓の外にコンクリートの景色しかなかったからこそ、部屋に緑を置くことに意味があったのかもしれません。
でも今は、毎日自然を感じることができる。それだけで気持ちが整うし、心が和らぐのを感じます。
無理せず、環境と自分に合わせた暮らしを
もちろん、住む場所や価値観によっては、部屋の中に植物を置くことが心の癒しになる方もいるはず。
近くに緑がない場所に住んでいたり、植物と過ごす時間に大きな意味を見出している方もいると思います。それは間違いなく素晴らしいことです。
私も、運やタイミングが重なって、たまたま今の場所に住んでいるだけ。だからといって、「自然に囲まれた環境に住めば解決する」と安易に言うつもりはありません。それぞれの事情がありますもんね。
ただ一つ言えるのは、自分の性格や生活環境に無理なくフィットする選択をすることが、ミニマリストにとっての「豊かさ」なんじゃないか、ということ。植物を手元におくか、自ら周りに緑を感じられる場所に移るか、それもひとつ。
暑さで少しぼーっとしながら、そんなことを思った夏の日の朝でした。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫