先月の「さくら道国際ネイチャーラン」を走り終え、辺りを見渡してみて思ったこと。
私は命を大事にして、この先のステージには行かない。
リライトされる記憶
私の走った走行距離250kmの大会、「さくら道国際ネイチャーラン」。
それまで一度に250kmの距離を踏んだこともなく、夜を徹してのオールナイトのランニングもしたことがない状態で臨んだ、夢の舞台。
まったく初めての体験に、最初から最後までアタマがぐるぐる、ものすごい刺激が全身を駆け巡りました。
終わってみれば、道中確かに辛い箇所もあったのですが、それも含めてすべて楽しかった、感動的だった、と今では、記憶がすっかりリライトされてしまっています。
むむむ?
42.195kmのフルマラソンや100kmのウルトラマラソンでは味わえない、異世界に足を踏み入れてしまった危うさに、いったんストーップ!
先輩ランナーさんたちの挑戦
最近、ご縁あって「さくら道」先輩ランナーさんたちとFacebookでつながるようになったのですが、やはり、みなさん噂通り、すごい方々。
250kmを走った後、1週間やそこらの期間をおいて、400kmや500kmのさらなる過酷なレースに挑戦する方、多数。
さらには、海外の超難関登山に挑む方もおられました。
初心者・超長距離ランナーの私は、そんなことをニコニコ話す先輩ランナーさんたちを目の当たりにして、口があんぐり。
しかも、みなさん、それらをしっかりやり切るものですから、本当にすごすぎます。
「すごい」、意外の言葉が出て来ない私の語彙力、まったくひどい(笑)
私はここまでにしておこう
そんな先輩ランナーさんたちの、チャレンジに敬意を表しつつ思うのは、「私はここまでにしておこう」ということ。
これは、諦めでもネガティブな意味でもなく、自分の軸がはっきり分かったから言えるのです。
今回出走させていただいた、「さくら道」は、多くのボランティアスタッフさん、運営のみなさんのおかげで、なんとか走り切れた250kmのレース。
エイドは多数あれど、それでも夜間の走行は危なかったし、日中も危険な道路の脇を走ることもあり、ケガをしそうだと感じたことが、たくさんありました。
よく生きて帰って来れたな、と思い出すだけでも、ひやっとします。
それは、まだまだ私自身がエクストリームな大会に不慣れなせいもありますし、心が弱いことの現れかもしれません。
ただ、単純に、どんなに楽しくても、「死んだら終わり」。
大事な家族もいますし、そう簡単にぽっくり逝けない、逝くわけには、いかない。
だから、これ以上自分を追い込むようなレースには出ない、と決めました。
250km走って感じた満足感・充実感は、おそらく私の場合、距離が300kmになろうが、400kmになろうが、単純に比例はしないのだろう、と直感で感じました。
あくまで、私の場合ですm(__)m
これ以上先の景色を見に行かないのは、「びびり」と言われても、かまいません。甘んじて受けます。
ですが、これはある意味、先輩ランナーさんたちのおかげかもしれません。
みなさん、飛びぬけた変態っぷりを見せていただき、ありがとうございましたm(__)m
※最大限の畏怖の念を示しているつもりです
250km、まで。
とはいえ、先日の「さくら道」については、別。
今回自分で走ってみて、これがただの250kmを走るだけのイベントではない、ということがわかりました。
これは、大会の存在をご存知ない方には、言葉でお伝えしても、なかなかその真意が伝わらないと、感じています。
250kmというのが、あまりにも非現実的な数字のためか、イメージが湧きにくいのです。
実はこの大会、未体験の方にわかりやすくお伝えできるツールを、ただいま用意していますので、もうしばらくお待ちくださいm(__)m
そんな「さくら道」は、来年も狙っていきたいと思います。
もう一度、ランナーとして選ばれるように!
そして、もうひとつ。
ギリシャで開催される246kmのレース「スパルタスロン」の出場。
それが、私の超長距離レースの、最終目標、なのかもしれません。
少なくとも、今の時点では、そう思っています。
そのために、またこつこつ実績を積んでいくわけですが、250km以上の距離のレースは、すすんでエントリーしない、というつもりです。
甘いですか?
いや、その方針でいこう!
私は私で、「いのちだいじに」でいきます。
生きて生きて、まだまだ残りの人生、みなさんとランニングを楽しみたいですからね。
そんな、ただの独り言でした。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫
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