Twitterでミニマリスト・佐々木典士さん(@minimalandism)のツイートに目が止まりました。
「ソバキュリアン」？
多様性に富む現代社会、また新しいライフスタイルが注目されているようですよ。
ソバーキュリアス・ソバキュリアン
こちらが私の目にとまった佐々木さんのツイートです。
へぇ、お酒を飲まない人のことを「ソバキュリアン」と呼ぶのだと。なんだか独特の語感にびびっときます。
「ソバキュリアン」は「ソバーキュリアス」を実践する人のこと。
つまり「ソバーキュリアス」という、体質的にお酒が飲めないのではなく、自分の意志でお酒を断ち、それを前向きにとらえる生き方を選んだ人のことを「ソバキュリアン」と呼ぶそうです。
※sober(しらふの、お酒を飲んでいない) curious(好奇心の強い)
自分に必要なモノを最小限にしぼり、豊かに生きようとする生き方をする人のことを「ミニマリスト」と呼ぶような感覚でしょうか。
なるほど、しらふである自分に興味をもって楽しんでいる人のことなんですね。
この考え方は欧米ミレニアル世代から広まっているようで、そのムーブメントは日本でも広がっているとか。
確かに、最近は若者のお酒離れ、のような話も聞きますね。(若者の〇〇離れ、は食傷気味。。)
決して若くはないですが、ちょうど私もそういった生き方にシフトしたので、これはひとつヒントになりそうです。
私も今日から「ソバキュリアン」と名乗りたいと思います。
お酒のない生活スタイル
私は佐々木さんの著書『ぼくたちは習慣で、できている。』(ちくま文庫)が最後の後押しとなって、今後の人生、自分の意志でお酒を飲まない生活を選択することになりました。
佐々木さんはもともとお酒が大好きな方でしたが、ご本人いわく、「朝活をしたい」という確固たる目的があったからお酒を断つ道を選んだそうです。
私は元来お酒がなくてはいけない、というわけでは全然なかったのですが、飲むと悪酔いして周りの方に迷惑をかけてしまうことが多々あったことと、私も朝活に取り組む時間の捻出のため、お酒を飲まないという選択をすることになりました。
あわせて、子どもが大きくなってきた今、父親としてお酒に飲まれたみっともない姿を見せたくないなと思ったのです。
私は自分の父親が昔、ひどい酔い方しているのを見て、恐怖を感じたのを今でも覚えています。今でこそ父は変な飲み方はしないようですが(？)、子どもから見た当時の姿は忘れようにも忘れられない記憶です。
といいつつ、大学生・社会人になって、そんなことも考えず自分自身がお酒に飲まれてきました。人に迷惑をかけることが本当に多く、都度反省したようなふりをしつつ、何度もやらかしてきました。
ある格式の高いお店では私の粗相が原因で、出入り禁止になったこともありました。。その節はすみませんでした。
しかし、息子くんが5歳になり物事の分別もしだいにつきつつある今、父親として今後みっともない姿はみせたくありません。
しらふの状態で家族との時間をゆっくり過ごしたい。そう考えたら、少なくとも私にとってはお酒は必要ないな、とシンプルな考えに行きついたのです。
これは、身の回りを整理し、自分の身体や健康、時間のこともミニマルに考えだした私にとってはごく自然な流れでした。
ミニマリスト → ソバキュリアン、の流れはある意味なるべくしてなる、なのだと思います。
もちろん、お酒に人生の主軸を置くミニマリストさんもいるのだと思いますが。
近頃はコロナ禍でお酒の席自体少ないのと、私から自分がお酒を飲まない人間、と発信していることもあり、知り合いからお酒の席へのお誘いが減ったような気がします。
自分の選んだことなのでそれはそれで良いのですが、この「お酒を飲まない」生活スタイルをどのように他の方に説明したらよいか、考えることもありました。
人によっては「酒を飲まないなんてつまんないやつ」と思われ、都度事細かに言い訳がましく説明するのも、相手に申し訳ないなと思うのです。
『飲まない生き方 ソバーキュリアス』
ソバキュリアンブームの中、このような書籍も出版されました。
『飲まない生き方 ソバーキュリアス』ルビー・ウォリントン (方丈社)
「ソバーキュリアス」は著者のジャーナリスト、ルビー・ウォリントンさんの造語だそうです。
海外発信の「ソバーキュリアス」「ソバキュリアン」、非常に興味深いのでこれから読んでみたいと思います。
「脱アルコールで開けるニューノーマルへようこそ」
私としてはアルコールを飲まないでいるこの生活の、いわば答え合わせのような視点で読めそうです。
それにしても装丁の配色、好きだなぁ。
感想は後日改めて。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫
