日々のランニングのおかげか、身体自体はわりと元気なのですが、昔から眼については心配事がひとつあります。
もともと目は悪かったのですが、とうとう昨年、若年性の緑内障と診断されました。
若年性の緑内障
緑内障は、眼と脳をつなぐ視神経の眼球側にある視神経乳頭というところに障害が起こり、徐々に見えにくくなったり、視野が欠けたりする病気です。
一般的には40歳以降に多い病気として知られていますが、私のようにもともと近視のような人は若くても発症のリスクがあるそうです。どうも40歳以上は5%の有病率で20人に1人が発症するとのこと。
緑内障と直接関係があるかは別として、実はここ数年、なんだか目が見えにくくなってきたなぁという自覚がありました。
仕事上パソコンに向かう時間が長いことや、スマホを見る時間も長いこと、そのせいか目が見えにくい。。と感じていました。
一番顕著なのは、夜間にモノが全然見えないということに気づきました。室内が少し暗い程度でも、はっきりとは見えません。これに気づいた時は、正直ショックでした。
そう思っていると、人間ドックでも眼圧が高いので精密検査がいるという結果が出て、それではと重い腰を上げ、眼科を受診したのが去年39歳の話。
そして診察の結果、残念ながら若年性の緑内障だと、はっきり言われたのです。
目が見えにくいのは、老眼が入ってきているからということもあわせて、今後はちゃんと自分の目と向き合っていないとなと思いました。
視野検査
緑内障の疑いがある場合、眼科では「視野検査」をすすめられます。
私も何回か受けてきたのですが、これがなかなか大変!
こんな感じで検査機の中を除き、中心の点を見つつ、その周りに現れては消える点が見えたら手元のボタンを押す、というものです。
片目ずつ検査をするのですが、時間は個人差があるそうで、私の場合は片目5分ずつで終わります。人によっては7~8分ほどかかるそうです。
しかしこの時間が、長い。。
日常生活で片目でモノを見ることがないので、その状態でじっと点を追い続けるのは、やってみると思った以上に大変で集中力が要ることがわかります。
さらに、やっていると現れる点が本当にあるのか幻覚なのか、わからなくなることがあります。
ですので、なかなか自信を持ってボタンを押せません。(あるいはボタン連打)
どうもメンタルの状態でもこの結果は変わってくるそうで、今回も右目は集中できたものの、左目は疲れ果てて最後は失速してしまっていたようです。
ただ、この場合でも医師の先生は片方の眼の状態から推察して診断してくださいます。
緑内障により視野が欠けていないかチェックするため、この視野検査は今後も定期的に受けないといけないということです。
がんばるぞ。。。
緑内障の治療
緑内障はそもそも進行を遅くすることはできても現代の医療では完治することはできません。
私の場合も、今は点眼液(ラタノプロスト点眼液)を毎日差して眼圧を下げるしかないと言われています。
それ以外にできることとしては、なるべく目を酷使しないように、、、
と言ってもこのご時世。パソコンやスマホなしではどうしようもない時も多いです。
かくいう今もパソコンに向かってブログを書いているという・笑
もちろん、過剰にスマホの画面を見るとか、暗がりで操作するとか、基本的なことは気を付けないといけないのはわかっています。
ただ、あまり神経質になるとそれがストレスになって症状悪化に作用する(交感神経の動きが活発になるため)、との見方もあるので過度に気にしすぎないようにはしています。
一生付き合わなければならない、自分の身体
男性の平均寿命が約81歳と言われている中、現在40歳の私はあと40年、この眼と付き合っていかねばなりません。
少なくとも、今の医療では代わりの眼を入れ替えることができないので、この眼を大事にしていく必要があります。
もしかすると、これからしっかり気を付けてケアしていても、最悪の結果が突如訪れるかもしれません。
そうなったら、もう、そうなったです。
思うのは、その時になって「目の見えるうちにあれをやっておけばよかった、これをやっておけばよかった」という後悔だけはないように。
ここだけの話。目が見えなくなってもピアノを弾けるように練習しておこう、なんて真剣に考えています。
とにかく与えられた命をありがたく味わいつくすこと、それが今できることだと思います。
そして私の身体の心配ごとは主に眼ですが、それ以外の身体のパーツも、基本的に取り換えがきかない大事なもの。
たまに極端な走り方をしますが、その時もじゅうぶん身体を労わること、忘れません。
最低限、文化的で健康的な人生をおくるために、これからも自分の身体のメンテナンスは怠らないようにしていきます。
今月は歯医者の予約もしましたよ。